青波賀の長者と周辺の系図


          ───為義(保元の乱後に斬首)─────義朝(平治の乱後に野間で謀殺)
              │               │
              ├─乙若・亀若・鶴若・天王※A │
              │               ├─夜叉御前(朝長の死没後に杭瀬川で入水自殺。ただし、存在の信頼性は乏しい。)
    内記大夫行遠─┬─女性※B             │
           │                  │
           ├─延寿(青波賀の長者)───────女性          ・・・青波賀の長者は遊女を束ね驛を管理する権限と義務を負う
           │
           ├─平太政遠(為義の郎党。為義の幼子四人が斬られた際に自刃、同じく乳母も自殺)
           │
           └─平三真遠(保元の乱を生き延び、平治の乱に敗れて青波賀に逃れてきた義朝を知多半島の野間に逃がした)

                  ※A:乙若(13歳)・亀若(11歳)・鶴若(9歳)・天王(7歳)の四人は全て義朝斬首と同時期に殺され、乳母らも自害。
                  ※B:延寿の姉(乙若ら4人の生母。息子の殺害後に桂川で入水自殺)