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左&中: 熱函道路の導入路付近から見た丹那盆地。山裾の赤い屋根がオラッチェ、白い建物が丹那牛乳、手前の丘が丹那酪農の発祥地。背景に見える
冠雪の富士山はこの角度の姿が最も美しい、と思う。富士山の左手前は愛鷹山系、中央右の山を越えた付近が箱根峠になる。
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右: オラッチェの裏から見た「川口家跡」。明治十四年 (1881) に丹那の有志数人が軍馬の需要を予測して「伊豆産馬会社」を設立、丹那酪農の
出発点になった。その後に産馬会社は解散、発起人の一人川口秋平は明治二十四年(1905)に乳牛を導入し組合組織化して本格的な酪農業を
スタートさせた。平成八年 (1996) には第三セクター「酪農王国株式会社」(丹那牛乳50%・函南町25%・生協他25%)に改編されて
現在に至っている。丹那牛乳は少し高いけれど味は美味しい(味は良いけど少し高い?)、静岡東部と神奈川西部の定番である。

左: 丹那牛乳工場の裏から北(箱根峠の方向)を見る。微かに見える山頂は鞍掛山(1004m)だろうか。
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中: 少し右に振って、伊豆スカイラインのスタート地点がある熱海峠(十国峠そば)の方向。治承四年に挙兵した頼朝主従は丹那盆地の北側を通る
旧熱海街道(日金道)を進み、「冥土の入口」があったと伝わる東光寺を経て土肥 (現在の湯河原) に下っている。
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右: 東は熱海温泉の方向。鷹ノ巣山トンネルを抜けて二ヶ所の谷を渡る熱函道路の橋がチラッと眺められる。中央左の赤い橋桁の方向が熱海駅で、
JRの線路(在来線と新幹線)が直下深くを走り、真っ直ぐに延びて丹那牛乳工場の地下を通過している。

左:オラッチェの東南には熱海市と函南町と伊豆の国市の境に聳える玄岳(くろたけ)、手前に川口家跡地が見える。以前は大きな樹が茂っていたが
最近になって伐採され、かつての森の雰囲気は失われた。川口氏は戦国時代に後北条氏に仕えた在地の土豪で丹那村名主を世襲していた。
頼朝の愛馬・生月(いけづき)の鐙を家宝に伝える名家で直系の子孫は既に移転しているが、丹那には今も川口姓が多い。
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中: 南西は頼朝が挙兵した韮山方向。分譲地内に病院や食品スーパーまで備えた4000区画以上の別荘地
南箱根ダイヤランド が広がる。
富士山が見えるだけが取り柄の北西向き急傾斜地に住むなんて考えられない...なんて、貧乏人の僻みかな(笑)。
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右: 広い駐車場を備えたオラッチェ。正面が物販コーナー、右側にチーズなどの酪農製品を作る工場やレストラン棟が続いている。

左: 建物裏手の中庭から撮影。イベント広場を囲んで左からレストラン(味は普通で価格はやや高め、薦めない)・温室を利用した軽食コーナーが
並んでいる。ソフトクリームが絶品(妻の意見)で、味に関しては伊東の「WAKABA」より上、との事。最近270円から300円に値上げした。
ここではグラスの地ビールも飲めるし、フランクフルトやスペアリブなどのツマミも食べられる。
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中: ヒツジとヤギとロバだけの小動物家畜動物園では餌を与えるのも可能。この先にも畜舎があって豚や子牛などを飼育している。
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右: 温室横の通路で休日のみ開かれる産直野菜コーナー。中にはスーパーより高い品もあるが殆どは市価より安いし、新鮮なのは間違いない。
この日の買い物はLサイズ大根100円、大きな白菜150円、20cm近い赤カブ3株で150円、人参一袋100円、泥ねぎ3本100円、など。

左: 駐車場の前には遊具の広場、その横には広い牛舎がある。飼育されているのは全て色黒模様の乳牛で、丹那では肉牛は扱っていない。オラッチェで
売っているチーズやアイスの原料は全て、この片野牧場で搾乳した牛乳を使っているそうだ。
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中: 駐車場を挟んだ反対側にある動物病院で番犬は年老いた老ゴールデン・レトリーバ。我が家の犬より年上だったから、もういないだろうけど。
他の地域動物病院と違って、看板には「家畜病院」と書かれている。
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右: 道路を隔ててオラッチェに接している丹那牛乳。単純な営利企業ではなく地域の振興を担った共同体で、原料乳は全て車で1時間以内の酪農家が
供給していることなど、独自の運営方針には共感を覚える。蛇足だが、熱海駅の標高は約81mで函南駅は79m、高低差はほとんどゼロ。
ほとんどゼロ。オラッチェの標高は236mだから、JR東海道線と新幹線のトンネルは丹那牛乳工場の150mほど直下を通っているらしい。
この頁は2022年 7月10日に更新しました。