と伝わる姫塚(善光寺七塚の一つ)がある。七塚には曽我兄弟の兄
十郎祐成 の愛人虎女に関わる塚もあるから、詳しく調べるのも面白い。
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一ノ谷合戦で敦盛を討った後に法然に帰依して出家した直實は善光寺で修行に励んでいた。熊谷郷に残っていた娘の玉鶴姫は母の死後に侍女と二人で
父の許に向ったが病になり、更に犀川の増水で足止めされた。二人が善光寺に向かって祈っていると、一人の老人 (善光寺如来の化身) が小舟で対岸に
渡してくれた。父に会えないまま娘の病状は更に悪化したある日、南にたなびく雲が直實を娘の病床に導いた。身の上話を聞いた直實は自分の娘だと
知るが、修行中で親子の名乗りができないまま娘は死んでしまう。直實はその場所に姫塚を建てた、というお話。