下 (花押)
こまたあれど、らいわうこせのハハのことをおもへハ、にたのみさう(新田の御荘)ハゆつりたるなり、ハハの事らいわうこせんをろかにあるへからす、
それにとりてもこかんとてハ、らいわうこせんかハハにみなゆつるなり、ハハかためニおろかニあるへからす
こかんのかす、おうなつか、えたかみしも、たなか、おおたち、かすかわ、こすみ、をしきり、いてつか、せらた、みつき、かみいまい、しもいまい、
かみひらつか、しもひらつか、きさき、丁ふくし、たこう、やきぬま、このこうこうしたいにゆつりわたす、たのさまたけあるへからす、あなかしこかしこ、
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仁安三年(1168) 六月二十日 (花押)