新潟県 39駅 の中で 19番目 に開業した駅   越後出雲崎 天領の里  

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【 良寛生誕の地、佐渡で産出した金銀を陸揚げして江戸に中継した天領の地。】

鳥瞰図
幕府の直轄地(天領)だった江戸時代の風物を展示する時代館と、日本最初の機械による石油採掘の資料を展示する石油記念館(見学は9〜17時・共通入館券500円)を併設している。
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土産物売り場と食事処を含めた駅舎の各施設は二階部分の回廊で繋がっており、白いなまこ壁の24時間トイレだけが敷地の右端に離れている。駐車場から駅前の国道352号を渡るとすぐに並行して旧街道(北陸道)が通っており、ほんの僅かではあるが旧街道の面影も垣間見ることができる。
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食事処の名前「陣や」は戦国時代に上杉氏が陣屋を構えたことを根拠にしている。江戸時代初期には佐渡の金銀を陸揚げしたり越後の米を積み出す北国街道の要衝として代官所が置かれ繁栄した。
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また出雲崎は「おけさ源流の地」でもある。 藤原秀衡の命を受けて 義経に従い合戦で落命した 佐藤継信・忠信兄弟の母親音羽御前が剃髪し、息子の菩提を弔う旅の途中の出雲崎で二人の誇り高い死に様を伝え聞き、嬉しさのあまり袈裟を着たまま踊りだした...そんな伝承が「おけさ」の発祥と伝わっている。
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徒歩圏内には代官所跡、罪人の首を晒した獄門跡、良寛生家跡の良寛堂( 画像)・良寛が剃髪した光照寺などが徒歩圏内にあり、更に約1km北の良寛記念館(9〜16時・400円・余程の良寛ファン以外は退屈する)まで足を伸ばしても良い。併せて10km北にある「道の駅わしま」に探訪のベースを置いて、良寛和尚が貞心尼と巡り合って文政十年(1827)春から天保二年(1831)1月までの四年弱を過ごした終焉の地・和島(島崎)を訪ね、その生涯に思いを馳せよう。
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この駅のもう一つの魅力は...日本海沿いに広がる美しい光景。遥かに見える佐渡ヶ島に向って延びる102mの木橋、北側の出雲崎漁港まで続く遊歩道、夕日公園と名付けられた緑の芝生。館内の展示を見るよりは海辺の雰囲気をのんびりと楽しみたい。

基本データ

三島郡出雲崎町大字尼瀬6  0258-78-4000  休業:日程年始  国道352号沿  日本橋から一般道で 297km

リンク先
近くの駅は
駐車場

公称は大型車7台+普通車134台、国道の両側数ヶ所に分かれている。夏の海水浴シーズン以外はそれほど混雑しない。

騒 音

駅舎右側のメインPは夜間もトイレ休憩の大型車が出入りするためやや騒音あり。左側の第4Pが最も静か(ただし夏はペケ)。

物産館

9〜17時、出雲崎漁港が近い割には一般的な土産物がほとんどで、海産物の取り扱いは少ない。ちょっと拍子抜けする。

食事処

「陣や」は11〜17時(休日18時)・第1水曜休(5・8月は無休)。物産館2階で日本海一望、雰囲気も悪くないし価格も高くない。
  豊富なメニューなど、詳細の確認は オリジナルサイトで確認を。

軽 食

物産館でソフトクリームを扱っている他は自販機のみ。屋外の屋台などは訪問時には見られなかった。

休憩施設

案内カウンターはあるが固定された休憩コーナーは見当たらない。暖かな季節は兎も角...冬は有料施設を利用しろってか?

トイレ施設

24時間トイレは駐車場の右隅に別棟で建つ。駅の規模に比べてやや貧弱、障害者兼用を含めウォシュレットの設備なし。営業中は物産館奥のトイレも利用できるが、ここもウォシュレット設備は付いていない。

入浴施設

6km東の出雲崎駅北に町営の ふれあいの里(pdf)、月曜と年末年始休・10時半〜16時半は厳しいが。内湯のみ、200円。

犬の意見

海沿いの遊歩道を歩くだけでも楽しめる。水辺は階段状になっており、沖堤のテトラに囲まれて波も静か。水遊びもOK。

近隣の見所

この地域は平坦な海岸線が続くだけ、ジェロさんの歌う「出雲崎 悲しみの日本海 愛を見失い 岩壁の上」なんて光景はない。

P泊する時の
総合評価
 ★★★★★★★★★★   EV車充電・可、Wi-Fi接続・可、 新潟県で EV充電できる道の駅」を参考に。


     

        左: 海に向って駅舎の左側には日本海夕日公園・右側には出雲崎漁港が隣接しており、旧街道沿いに点在する史跡まで駅の一部と考えれば
見物する面積は広いし、歩き回って旅情を楽しむタイプの駅だと思う。少なくとも「風の丘米山」の様に退屈して時間を持て余す事はない。
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        中: 敷地の右隅からメインの第一駐車場と駅舎を。撮影場所の背後には第四駐車場、右側には24時間トイレと観光バス用の駐車場がある。
左側は国道352号、正面遠くに小さな入江を跨ぐ「夕日ライン橋」(ここも絵になりそうな風景)が見える。
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        右: 国道筋向いから駅の全景を。左から天領出雲崎時代館(江戸時代の町並みなどを展示)・石油記念館(日本初の石油採掘施設の展示)・
そして一階が売店で二階に食事処「陣屋」がある観光物産センター。展示館は有料、この程度で500円?と思うレベル。


     

        左: メイン施設の物産センターと食事処「陣屋」。二階部分を回廊で結ぶ変則的な構造だが、アスファルトだけの地面を歩いて移動するより
楽しいかも知れない、二階の回遊性を高めるには面白い発想だと思う。
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        中: 横に自販機が並ぶトイレ棟の外観は悪くないが設備と管理はごく普通。すぐ前が観光バスの駐車場なので団体さんの到着とダブった
時には長時間待たされる恐れがある。そうなったら早めに物産センター奥の室内トイレへ移動する方が良い。ところで、この駅の運営は町ではなく
第三セクターでもなく、カラオケなどで知られた(株)シダックスが指定管理者になっている。時代の流れはアウトソーシングへ、か。
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        右: 夕日ライン橋から出雲崎漁港まで続く海沿いの遊歩道から駅舎を撮影。ここは平坦な海岸線が続くだけで2008年にジェロさんが歌った
「出雲崎 悲しみの日本海 愛を見失い 岩壁の上」なんて光景はない。この時の出雲町は町民のCD購入者に補助金を支給したという。


     

        左: 国道側から夕日公園のイベント広場の右を海辺へ向かう。観光施設の「夕凪の橋」が正面に見える。右の建物は出雲崎時代館。
        中: 遊歩道を歩いて「凪の橋」へ。長さは102m、橋と言っても先端は行き止まりでテトラポットの防波堤を越えた所に展望台を設けてある。
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        右: 橋の付け根から出雲崎漁港の方向を。波が荒い地域らしい、防波堤が何重にも巡らされている。遠くに見えるのは東麓に弥彦神社がある
弥彦山(634m)だろう、と思う。


     

        左: 「夕凪の橋」先端から道の駅と出雲崎漁港の方向を。遊歩道に沿った海辺は砂浜ではなくコンクリートの石段状で、海水浴向きではない。
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        中: 先端の展望台から「夕凪の橋」の付け根方向を撮影。背後の山はいずれも50〜60m前後で、北越の「笹川流れ」のように山が迫る感じではない。
南側の越後平野が近い、ということなのだろう。
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        右: 右手にもテトラの防波堤が続いている。小さな入江の奥に船溜りがあり、その上を「夕日ライン橋」が跨いでいる。歩道のあるこの橋から
「夕凪の橋」とその先に見える佐渡島を眺めるのも悪くない、と思う。夕陽が沈むのはもっと南側だろうけれど。


     

        左: 曇天なので余り鮮明ではないけれど、「夕凪の橋」展望台から約50km離れた佐渡ヶ島の全景。佐渡空港への航空便の他に新潟港〜両津港、
直江津港〜小木港、寺泊港〜赤泊港の三ルートがある。
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        中&右: 出雲崎時代館と石油記念館の詳細は公式サイトを見る方が早いので観光物産センターの紹介を。片隅に案内所があって概ね係員が常駐
しているが、休日以外には不在のケースも多い。物産館のスペースが広い割に固定された休憩スペースはなく、時代館入口のロビーも
落ち着けるスペースではない。大型の道の駅としてはやや物足りない部分だ。


     

        上: 正直なところ、この駅の物産コーナーは全く面白くない。何処にでもある土産物や問屋経由の陳腐なパック商品だけで購買意欲は感じない。
漁港が隣接しているのに海産物コーナーは乾物類だけ、ファンシーショップみたいな店作りをする神経が判らない。ひょっとしたら運営会社の
シダックスと行政のコミュニケーションが取れてないのかな、とも思う。オリジナル商品がジェロさん関連だけじゃ情けないでしょ。


     

        左: 道の駅の評価としては辛口にならざるを得ないが、二階の食事処「陣屋」は薦めても良いと思う。大きな窓から海を眺められるし価格も安め。
さすが新潟だけあってご飯も美味しいし、1500円の刺身御膳もボリュームがあり日本海の味を堪能できた。欲を言えば店内にもっと落ち着いた
雰囲気があれば嬉しいけど、ラーメンなども扱っている観光施設の限界か。
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        中&右: 石油記念館と時代館の入口。公式サイトには載っていないが訪問当時は2時間100円のレンタサイクルがあった。点在する史跡などを
廻わったり約1km離れた良寛記念館を訪問するには最適なのだが、200mほどの坂を押して登る必要がある。帰りは楽チンだけどね。
ただし今でも貸出しているかどうか、また料金がそのままかどうかは確認していない。