埼玉県 20駅 の中で 9番目 に開業した駅   龍勢りゅうせい会館  

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10月第二日曜の「龍勢まつり」には地獄の混雑、立ち寄り不可になる。

鳥瞰図
3回ほど立ち寄ったが毎回の閉店時間がいい加減で...暇な場合には売店も食堂も時間前に閉店するケースがあるのは実に不愉快だった。駅の機能面では特に問題はないので、駅を管理する職責や従業員の側に問題があるのだろう、これは今後の改善に期待したい。交通量も少ないし環境も静かなので、近くに入浴施設がないのを除けばP泊に適した駅なのは間違いない。
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地域の歴史も古く、第五十代桓武天皇から六代後の平将恒が武蔵権守に任じて中村郷(秩父神社近くの中村町)に土着して秩父氏を名乗り、嫡子武基と嫡孫武綱が秩父官牧(現在の吉田地区)の別当に任じて居館を構えた。道の駅から1kmほど南、吉田小学校が建つ台地が 秩父氏の館跡(サイト内リンク・別窓)と伝わる。
赤平川上流の吉田川が北側を蛇行し南側を関川の谷が切れ込む、天然の要害である。
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秩父市の吉田町が有名なのは、10月の第2日曜に地元の「講」が打ち上げる手作りロケットが完成度を競う 龍勢まつり。秩父氏の館跡の500mほど北、吉田川北岸の椋神社例大祭で、ロケットの打ち上げは神社北側・県道37号沿いの農地。現在では秩父神社夜祭に並ぶイベントとして毎年多くの観光客を集めている。
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もう一つは、明治十七年(1884)に勃発した近世日本最大の武装農民蜂起として歴史に残る 秩父事件(wiki)。
「草の乱」として2004年に映画化され、駅の敷地には井上伝蔵邸や数軒のオープンセットが移築・公開されている。
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下吉田村の商人だった井上伝蔵は自由民権運動に共鳴して武装蜂起の主体となった秩父困民党の会計長を務めた人物。当初は貧困に喘ぐ農民の陳情だったが、政治に無視され続けた結果の騒乱である。事件後には首謀者8名が死刑判決を受け14,000名が処罰を受けている。伝蔵は事件後に逃亡、欠席裁判で死刑判決を受けたが北海道で逃亡生活を続けたまま妻子に見守られ65歳で没した。近代国家への歪んだ成長が引き起こした悲劇の一つ、である。

基本データ

秩父市吉田久長32 0494-77-0333  休業:火曜日  県道37号沿  日本橋から一般道で 105km

リンク先
近くの駅は
駐車場

大型車9台+普通車77台、「龍勢まつり」以外は余裕がある。祭りの当日は駐車場が閉鎖されるため近寄れないから関係なし。

騒 音

交通量は少ない。駐車場は数ヶ所に分かれており、どこでもP泊には支障がない。敷地左側Pがもっとも静かに過ごせる。

物産館

9〜16時半、山村の農産品がメインで種類は結構多く価格は並。ただし買物を楽しむなら「両神温泉」の方が選択肢は多い。
  1kmほど東側の県道37号沿いにコンビニあり、P泊する場合には便利に利用できる。

食事処

11〜16時、麺類主体だが御飯類も結構多く価格も安い。ただし雰囲気がいかにもチープで、これは価格に見合うレベル。
  メニュー例:麺類は450円〜580円・カレーライス、もつ煮定食、牛丼550円・その他定食各種700円・他

軽 食

食事処の手前半分が通常の軽食コーナー。あまり落ち着けないが短時間の軽食と考えれば問題なし、メニューは多い。

休憩施設

敷地は広いが固定された休憩施設は見当たらない。観光案内のパンフなどはトイレ棟に併設された部屋(夜間閉鎖)で。

トイレ施設

向い側のサブPに別棟で、休憩室を併設している。施設には問題ないが管理は少し不足気味。ウォシュレット設備なし。

温浴施設

約9km北東(ルート地図)の長瀞寄りに 満願の湯、10〜21時・無休、平日800円(17時から600円)・休日900円、露天・食事処
  など完備。ちょっと高いし結構混雑するため道の駅・両神温泉薬師の湯を利用してP泊する方がお薦め、かも。

犬の意見

ローカルな割に散歩できるルートは少ない。敷地を歩かせるか、或いは両神温泉へ移動すれば比較的のんびり散歩できる。

近隣の見所

特に見るべきスポットは見当たらないが...鎌倉武士の原点秩父氏館跡(wiki)が近い。既に痕跡もなく、マニア向き

P泊する時の
総合評価
 ★★★★★★★★★★   EV車充電・可、Wi-Fi接続・不可、 埼玉県で EV充電できる道の駅」を参考に。


     

        上: 両神温泉の北東10km、県道37号と国道299号に向う市道の交差点で、荒川支流の赤平川中流域に位置する。何回目かに訪問したこの日が
たまたま「竜勢祭り」で、交通規制のため駅に入れず強制通過となった。周辺数km圏内は全面駐禁で遠くの駐車場からシャトルバスが往復する。
本来は雨の恵みに感謝し豊作を祈った地元の祭りなのだが、今では遠くから見物客が押し寄せる観光色の濃いイベントになってしまった。
画像は通行止めになった駅前の交差点と、約800m先の会場へ急ぐ参加者と観光客のスナップ。


     

        左&中: 龍勢会館入口側から筋向いのメイン駐車場と信号寄りのトイレ兼情報コーナーを。離れている割に管理は悪くない。
        右: トイレ棟の一部が情報コーナーで地域観光のパンフレットが置いてある。休憩用の機能はなく夜間は閉鎖、意味のない施設だ。


     

        左: メイン駐車場から駅の敷地を撮影。正面と左の黒い板壁は映画「草の乱」に使った明治時代の民家(オープンセット)を移設した。
その奥がロケット打ち上げの詳細やレプリカなどを展示する龍勢会館、右側が物産と食事施設があるメイン信号横のメイン駅舎。
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        中: 交差点に面して落ち着いた佇まいを見せるメイン駅舎。駐車場は筋向いだが信号のある横断歩道があるため特に問題ではない。
        右: 駅舎と信号の間にも20台ほどの駐車スペースがある。その他にも左側に約30台収容のサブ駐車場があり、休日でも余裕がある。


     

        左: 秩父地方の民家をイメージした駅舎。産直野菜は置いているが道の駅には珍しく園芸関係は店頭に少しだけ、理由は判らない。
        中: メイン駅舎の片隅には手作り工芸品コーナーもある。山積みの木工品や竹細工は値段が高いため買う気にならない。
        右: 野菜や農産加工品も豊富に置いている。手作りの食品も多いけど、値段の安さと種類の多さは両神温泉の方が魅力的かな。


     

        左: 客のおばさんが店員のおばさんと話しながら買い物している。他にも数人の客が商品説明や調理法などの話題に加わっている。道の駅らしい、
和やかな風景。左手の奥に軽食コーナーと食事処に続く入口が見える。
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        中: 手前が簡易テーブルの置かれた軽食コーナーで、その横を通って食事処へ入る構造。、比較的気楽に利用できる。
        右: 食事処は9時〜17時が定時だが、客が少ない場合は16時前後に閉店する場合もある。従業員の対応も良いとは言えない。


     

        左&中: 秩父事件は2004年に草の乱(wiki)として映画化(ポスター)。敷地には撮影に使った民家のオープンセットが移築してある。決起集会の会場
になったのが「龍勢まつり」を例大祭とする椋神社で、当初のオープンセットは資料展示の記念館や喫茶コーナー、その後に使われなくなった。
現在の様子は判らない。
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        右: 秩父吉田地区の龍勢祭は道の駅の約800m西・椋神社の例大祭である。龍勢会館では実物の龍勢(ロケット)や打ち上げ台(やぐら)をはじめ
龍勢の製造過程や27流派と言われる製作グループなどを紹介すると共に150インチのスクリーンで発射の様子を紹介している。
展示は細かい箇所まで手を入れてあり入口には石庭を設けるなど、費用も掛けているが管理状態も良い。