埼玉県 20駅 の中で 12番目 に開業した駅   ちちぶ

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秩父散策の基地には最適。夜祭で知られる秩父神社まで、徒歩10分!

鳥瞰図
一昔前に比べると石灰岩の採掘ですっかり山容が変ってしまった武甲山が背後に聳えている。市街地に近いため町歩きの楽しみもあるし、徒歩10分の秩父神社や、秩父観音霊場三十四ヶ所巡りのベースとしても利用できる。秩父市に乗り入れている鉄道は2路線、東武伊勢崎線の羽生駅から秩父駅を経て三峰口を終点とする秩父本線(筆頭株主は太平洋(旧・秩父)セメント)、そして飯能市の吾野駅を起点として西武秩父駅(秩父駅の二つ先)を終着とする西武秩父線(現在は池袋〜長瀞、池袋〜三峰口の直通列車もある)である。
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秩父神社の西側一帯、現在の中村町は秩父平氏の先祖にあたる平将恒(第五十代桓武天皇から六代後)が土着し、初めて秩父氏を名乗った場所でもある。秩父平氏(坂東平氏)一族として知られているのは畠山氏・稲毛氏・河越氏・千葉氏・三浦氏などの多くが含まれる(詳細は左目次の「秩父平氏の系図」を参照されたし。)
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首都圏では有名な国指定の重要無形文化財 秩父夜祭は12月の2日(宵宮)・3日(大祭)の日程で行われる。秩父の冬は極寒だし、厳しい交通規制もあるから見物には十分な下準備が必要だ。前日か前々日に道の駅駐車場に入れば追い出される事はない筈だが、3日の祭礼が終わるまで車の移動はできない、だろう。
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道の駅は現在は操業していない秩父太平洋セメントの広大な元・工場敷地の一角にある。駐車場は陸橋の直下で騒音が少し気になるが市街地なので保安状態も良く、食事や買い物を楽しむ場合の選択肢も多い。敷地の隅では秩父の湧水を汲むこともできる。
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駅舎の南に聳える武甲山(1295m、明治中期には1336m)は元々秩父神社の霊(神仏習合時代の妙見信仰)が宿る神域だったが、特に良質な石灰岩の大鉱床だった北斜面は明治末期から採掘が続き、山の形が完全に変わってしまった。神域を破壊して財を成した国策会社が秩父市の財政基盤を支えて秩父神社に多額の寄付を行い、道の駅を造る敷地のオーナーになっている現実にはやや違和感を覚えるが。

基本データ

秩父市大宮4625 0494-55-0126  休業:年中無休  国道140号沿  日本橋から一般道で 87km

リンク先
近くの駅は
駐車場

大型12台+普通車50台、駅右側の駐車場が閉鎖されたため実質かなり狭くなったが敷地左側と裏手に続くサブPが利用できるし隣接のショッピングセンターPも利用できるから特に不足は感じない。行楽シーズンの休日には多少の苦労がありそうだ。

騒 音

秩父駅まで200m、市の中心部に近い幹線道路沿いで夜間も車の出入りが多く騒音も絶えない。P泊なら果樹公園へ移ろう。

物産館

9〜19時、右手にあった園芸・農産コーナーが閉鎖されたため平凡な土産物がメインになった。秩父は地場産品が豊かな地域
  なのに問屋経由の商品が殆どで、道の駅オリジナルの魅力は乏しい。
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敷地右側の園芸売場跡地が ショッピングセンターになった。食品スーパーのヤオコー(10〜22時)・ドラッグ・ダイソー・書店・
  モスバーガー(10〜22時)他、P泊する場合には便利に利用できる。

食事処

駅舎右側のレストラン荷車屋は11〜19時、秩父で外食事業を展開する地元テナントの経営で、メニューも多く味も概ね満足。
  麺類も御飯類も悪くないが、セルフサービスなのに高い。専門店が望みなら散策のついでに下欄の「ほっとすぽっと秩父館」
  で聞けば評判の良い郷土料理や手打ち蕎麦の店を教えてくれる。価格帯も大部分は道の駅と大差はない。

軽 食

営業時間中は店内の手作り菓子とパンの店、立ち食い蕎麦(便利さで人気)、屋外の軽食スタンドなどが利用できる。

休憩施設

余裕のあるスペースで札所巡りの詳細などを紹介している。混雑する場所だが、秩父散策のベースとして貴重な存在だ。
線路の西側商店街にはほっとすぽっと秩父館があり休憩や観光拠点として貴重。狭いPあり、FreeSpotの無線LANも使える。

トイレ施設

別棟のトイレは施設はまぁ許容範囲だが客数が多いためか手入れは不足気味。障害者用も含めウォシュレット設備なし。

温浴施設

駅の敷地とその周囲には入浴できる施設は見当たらない。以前は秩父駅周辺に銭湯が2軒あったが、もう廃業しただろうな。
1km南(ルート地図)の西武秩父駅前に祭の湯がOPENした。10〜23時前後・無休、平日980円・他は1080円。西武鉄道の
  運営で便利で豪華だが高い!秩父でP泊する計画なら「両神温泉薬師の湯」に移動を推奨する。
13km北・長瀞の近く(ルート地図)に民営の満願の湯は10〜21時・無休、食事処など完備、平日17時〜600円、休日800円。

犬の意見

以前はセメント工場の敷地や敷地左の空き地を散歩できたが再開発が始まって閉鎖された。周辺を軽く歩かせる程度、か。

近隣の見所

約1km南東に芝桜で知られた羊山公園、花期のピークは5月連休を過ぎた頃。その他の季節の散歩も捨てがたい。
34ヶ所の秩父札所巡り、気になる寺を選んで歩いてみよう。15〜20ヶ所ほどは駅からの徒歩圏内に散在している。
日本最初の貨幣・和同開珎が6世紀初頭に鋳造された和銅遺跡までは寄居方向へ約6km。

P泊する時の
総合評価
 ★★★★★★★★★★   EV車充電・可、Wi-Fi接続・可、 埼玉県で EV充電できる道の駅」を参考に。


     

        左:秩父市中心部に近い陸橋(下は線路も川もない廃道跡)左下に見えるオレンジの屋根が道の駅。国道の騒音が少し気になる。
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        中: 国道の信号から駅の敷地に入る側道を。このエリア全体が秩父太平洋セメントの所有で、駅舎奥の「秩父芸術文化会館」は閉鎖され全体が更地に
なり再開発に向けて計画中。以前は道の駅の園芸センターがあった国道沿いは ショッピングセンターになっている。
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        右: 駐車場の一番奥、陸橋のすぐ横から駅舎を。右手のオレンジ片屋根は前の園芸・農産品売場、07年に解体され敷地も狭まった。


     

        左: 敷地左隅にある湧水の前から、石灰岩の採掘が続いて痛々しく形の変わった武甲山方向を撮影。07年秋に解体撤去された園芸センターの跡地に
ショッピングセンターが完成した。西武線秩父駅から300mの一等地だから当然の結果か。
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        中: 駅舎の左側・陸橋の横も同社の所有地で以前から更地状態、秩父夜祭には臨時の有料駐車場に使っている。現在は道の駅のサブ駐車場として
開放されているが、いずれは分譲地にでもなるのだろう。2013年秋現在、ここでのP泊は禁止されていない。
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        右: 廃止前の園芸コーナー付近から撮影した駅舎。撮影地点はハンバーグ店・紳士のコナカ・靴のチヨダの辺りなどに変わっている。


     

        左: 左隅には秩父の天然水が涌く一角では持ち帰りも自由。石灰質を含む硬水の常用は良くないらしいけど気にする事ないか。
        中: 休日には駅舎の前でテント販売も楽しめる。秩父地域の物産も多いが、単なる露天商みたいで魅力のない店も結構多い。
        右: 天然湧水の前にある別棟のトイレは施設もやや古く、管理も行き届いているとは言えないレベル。そろそろ改修する時期だろう。


     

        左: 駅舎全体は広い方ではないが、休憩と情報・観光案内のスペースはきちんと確保してある。札所巡りや散策の参考に利用したい。
        中&右: 物販コーナーは落ち着いたレイアウトで品数も豊富だ。地場産品も扱うが概ね問屋経由の商品で、駅のオリジナルは少ない。


     

        左: これは「秩父そばの会」のコーナーだが会員名簿には載っていないので、PR用のパイロットショップらしい。ここでは蕎麦を打っていないし運営も
パート・アルバイトだけ、まぁ少しまともな駅蕎麦程度に考えよう。蕎麦には限らないけど、不特定多数の客が出入りする道の駅で本物の手打ちを
食べたいと思うのは明らかに幻想で、専門店が別棟でも構えていれば別だか、所詮はファスト・フードに過ぎない。
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        中: 300mほど西、徒歩圏内にある秩父神社。社地は意外に狭いが参拝者用の駐車場や周辺に商店街もある秩父市の中心地だ。
        右: 秩父は畠山氏や河越氏・稲毛氏・小山田氏など坂東武者の先祖である秩父平氏発祥の地。吉田地区には平安時代の史跡も残っている。