埼玉県 20駅 の中で 4番目 に開業した駅   大滝温泉(源流の郷) 

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彩甲斐街道沿い、埼玉県最西端の道の駅。終了時間が早いけど温泉は悪くない!

鳥瞰図
秩父市の中心部から22km、山梨県に入って最初の道の駅「みとみ」までは雁坂トンネル経由で28km、埼玉県と山梨県を隔てる雁坂峠を徒歩で越えるしか方法がなかった昔日の「甲斐往還」に代わって全線が開通した国道140号「彩甲斐街道」の貴重な中継地点である。 徒歩で踏破した雁坂峠の記録 も面白い。
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最大の難関だった雁坂トンネルは水晶山(2,158m)と雁坂嶺(2,289m)の間を越える旧・雁坂峠(2,082m)直下の標高1,200mを貫いて1998年に開通した有料道路(普通車710円)。一般国道のトンネルとして日本最長の6,625m、2028年には関越の花園ICまで高規格道路を開通させるという壮大な計画もある。
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途中の滝沢ダム直下に聳える高さが印象的なループ橋(正式には雷電廿六木橋・らいでんとどろきばし)もある。考えれば東西を接する山梨県と埼玉県を直接結ぶ自動車道がなく、物資や人の輸送には長野県の小海経由か東京の青梅近くに迂回する必要があった、それが15年前までの現実だったと考えると実に感慨深い。費用対効果は東京〜大阪を一時間ほど短縮する程度のリニア新幹線など足元にも及ばない。
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年間を通じて大きな混雑はないが、紅葉狩りの11月初旬と渓流釣りシーズンの休日前夜などは釣り客などで夜間も騒がしい場合もあるから、P泊する際には予定の立て方に要注意。敷地には村立の歴史民族資料館(9〜16時・木曜休み・200円)があるが、特に見るべきほどの展示はない。秩父の山岳地帯は寒さが厳しく、峠越えのルートは冬の凍結に十分な注意が欠かせない。

基本データ

秩父市大滝4277 0494-55-0126  休業:木曜日  国道140号沿  日本橋から一般道で 122km

リンク先
近くの駅は

あらかわ:12km  両神温泉:13km  ちちぶ:21km  龍勢会館:25km  みとみ(山梨県):27km  万葉の里(群馬県):40km

駐車場

大型10台+普通車67台、そんなに停められたかな?の感じはあるが...特に不足はない。国道沿いは屋根付き。

騒 音

夜間の交通量は少なく、出入りする車も限られている。P泊には駅舎左奥の川を見下ろすテラス風の部分が静かで快適。

物産館

9時〜17時、食事処のある「郷路館(きょうろかん・木曜休み)」と国道沿いの「特産センター(年末のみ休み)」の2ヶ所がある。
  奥秩父の物産が豊富だが(特に郷路館)の価格は全般に高めなのが残念。

食事処

11時〜16時半、ウッディな駅舎に売店と隣り合わせで、雰囲気は悪くない。営業時間は短いが味と価格はまぁまぁ。
  メニューなどを参考に。郷路館の閉店後は温泉のフロントに声を掛け入浴なしでも温泉棟の食堂(11〜19時)が利用できる。

軽 食

食事処が軽食を兼ね、その他は自販機のみ。ところで、空き缶を捨てる籠も置いてないのは設置義務違反でしょ。

休憩施設

以前は郷路館の隅に狭いコーナーがあったが、08年11月には見当たらなかった。廃止されたか?それとも見落としたか?

トイレ施設

駐車場の国道側・物産センターの下にあり施設も劣化しているし管理も悪い。障害者用も含めウォシュレット設備なし。

温浴施設

併設の湯遊館 は10〜20時(12〜3月は19時)・木曜休、700円。露天もサウナもないが快適な泉質、地下の浴室の方が静か。

犬の意見

駅舎の左手から急な石段で荒川の川原へ降りられる。ダム放水以外の流れは緩やかで水遊びも可能、暖かい季節は楽しめる。

近隣の見所

秩父湖の二瀬ダムへ約6km、更に9km登ると深い森に囲まれた三峯神社、祭神ヤマトタケルの眷属である山犬信仰・役小角
  などで知られる。駐車は500円・博物館は300円、観光道路の一部がかなり狭い。ロープウェイは06年に廃止された。

P泊する時の
総合評価
 ★★★★★★★★★★   EV車充電・可、Wi-Fi接続・不可、 埼玉県で EV充電できる道の駅」を参考に。


     

        左: 国道から谷側へ下って駅へ。国道の駐車場横に物産センター、その下は道の駅の屋根付き駐車場(約15台)に利用している。
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        中: アプローチを下った突き当たりが秩父市大滝振興会館(駅の機能と無関係)、右に物産兼食事処の郷路館、歴史民俗資料館は入館料200円、
温泉施設の遊湯館が駐車場を囲んで並んでいる。
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        右: すぐ裏手に流れる荒川の河原まで駅の横から石段で降りられる。源流に近いが増水した時以外の流れは緩やかで水遊び可能。


     

        左: 大きな建物が駐車場を囲んでいるが実質的に利用できるのは郷路館と遊湯館のみ。終業が早い(16時まで)のが物足りない。
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        中: 北側は御岳山(1080m)から両神山(1723m)へと続く山並。国道140号(愛称は実にセンスの良い彩甲斐街道)は道の駅から500m先で西へ
方向を変え、秩父湖を経て雁坂トンネルを目指す。途中には武田信玄が小田原北条氏の進出に備えて秩父往還道に設けた栃本関所(江戸期の
建物)もある。信玄時代の武田氏は城郭を持たず、国境を越えて甲斐に入る峠を防衛線とした。「人は石垣、人は城♪」の世界ね。
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やがて勝頼の時代になると信長・家康の連合軍に敗れ、新府城での抗戦も考えるが...結局は逃亡途中の天目山で囲まれ、滅亡する。
この経緯は「鎌倉時代を歩く」の 武田勝頼 終焉の地 天目山(サイト内リンク・別窓)に詳細レポートを記載してある。
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        右: 郷路館の食事処は丸太の柱は雰囲気がある。営業時間は短いが麺類と御飯のセット(例:ミニなめこ丼+ざる蕎麦1000円など)の種類が多く
観光客の人気を集めている。これはまぁまぁ美味しくてお薦めできる。


     

        左: 遊湯館の源泉は33℃、循環殺菌・加熱だがイオン成分が濃くヌルヌル感の強い泉質だ。横に長い浴槽の窓から荒川が見える。
        中: 地下には大きな窓を開放できる半露天の岩風呂がある。一階の大浴場より混まないし、紅葉シーズンの景観が素晴らしい。
        右: 畳敷きの休憩室は食堂も兼ねる。概ね麺類だけだが、郷路館の閉店後も利用できるのは到着が遅れた時にはありがたい。


     

        左&中: 郷路館の物産コーナーには秩父の地場産品が並ぶ。味噌・蒟蒻・蕎麦・イモなど山村の産品が豊富で道の駅オリジナル商品も多い。
        右: こちらは国道沿いの物産センター。郷路館と分かれている理由は判らないが品揃えは少し違って素朴な感じの商品がメインだ。


     

        左: 詳しく観察してみると郷路館は加工品がメインで国道側は素材メインの傾向がある。時間があればのんびり見物も悪くない。
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        中&右: 国道140号は道の駅の1km西で分岐し、左折すると秩父湖に着く直前のトンネル内で再び分岐、雁坂峠を目指す直進路と三峯神社に登る
左折路に分かれる。右ルートを選ぶと荒川の支流・中津川に沿って奥秩父もみじ湖(滝沢ダム湖)を過ぎ、2,200mの大峰トンネルを抜けて
から左に分岐していた国道が合流する。共に快適なドライブコースだが秩父湖や栃本関跡(地図)なら左ルート、 ループ橋(wiki)を走るなら
右ルートを選ぶことになる。山梨まで行かず雁坂峠で引き返すなら、往復で違うルートを選べば三峰神社参拝も予定に組み込める。