新潟県 39駅 の中で 19番目 に開業した駅   漢学の里 しただ  

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【 2013年春に完全リニューアルOPEN! ここでは旧駅の情報を掲載している。】

鳥瞰図
1985年までは道の駅から8kmほど西の旧下田村萩堀地区の越後長沢駅(現在の三条市荻堀、下田庁舎の近く)まで、五十嵐川沿いの25km区間にJR弥彦線が走っていた。線路跡は国道289号になり現在ではバス便のみ、鉄道の通ってない地域になってしまった。
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会津へ向う国道289号は約20km南東の鞍掛峠(八十里越え)の手前で車輌通行止めとなる。会津の只見までわずか八里なのに「八十里かと思うほどの峠」という思いで名付けられた。戊辰戦争に敗れて会津藩に合流を試みた長岡藩家老の 河井継之助(wiki)が没した只見町で国道252号と交差する。
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252号の方は「六十里越え」と呼ばれる難所を通っていたが、現在は田子倉湖に沿って全て開通している。ただし併行しているJR只見線は10km以上トンネルの中を走る、新潟でも有数の豪雪地帯だ(地図)
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駅そのものには、(例えば山菜祭りなどの他には)特に立ち寄る魅力はない。何でこんなに駐車場が広いのか、諸橋轍次記念館の利用者数も少ないのにと思ったが、要するに地価が安いのだろう。
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さらに東の大谷ダム笠堀ダムまで足を伸ばす場合には、道の駅がベースキャンプとして利用できる。わざわざ見物するほどではないけれど、野生のカモシカに出会うチャンスに期待しつつ維新の動乱で失われた英傑・河井継之助の跡を辿るのも一興か。
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追加情報:1997年4月に開設した駅舎は大規模に増築して2013年4月にリニューアル・オープンした。越後ジャーナルの紹介記事は こちらで。
農家レストラン「庭月庵 悟空」は地粉を使った手打ちそばをメインに、休日は郷土料理を中心としたバイキングを提供している。新築した駅舎には農産物直売所の「彩遊記」、観光情報コーナー、加工所などが併設された。いずれ改めてレポートするが、新しい駅舎の姿は取り敢えず オリジナルサイトで。

基本データ

三条市庭月451-1  0256-47-2208  休業:月曜と年末年始  国道289号沿  日本橋から一般道で 313km

リンク先
近くの駅は

R290とちお:17km  燕三条地場産センター:21km  パティオにいがた:26km  国上:33km  いりひろせ:36km  阿賀の里:40km  

駐車場

公称は大型車7台+普通車128台、ローカルな割にスペースは広い。脇道のため大型車の利用もほぼ皆無で余裕がある。

騒 音

国道から100mほど入るため騒音は皆無、周辺には人家もないため夜間は完全な静寂に包まれる。1km弱西に駐在所あり。

物産館

スペースも狭く特産品が少し展示してあるだけだが、5月の連休には地元の山菜が豊富に並ぶ。キノコの季節も楽しみだ。

食事処

10〜16時(12〜2月は15時)、スペースは広くて落ち着けるが滅多に客が来ないような店で注文する気になれない。
  メニュー例:麺類500円〜・カレーライス700円・ひこざぇもん定食850円・コシヒカリ定食1000円・限定の紅コロ定食700円、他。
  「紅コロ定食」は下田地区産のブランドさつま芋「越の紅」を使用したコロッケ。食べていないから味は判らない。

軽 食

食事処が軽食を兼ねる。

休憩施設

営業時間中は別棟のごく狭い案内施設が利用できる。一応給湯設備やパンフレット程度は置いてある。

トイレ施設

一応は暖房便座付きの障害者兼用トイレも備えている。管理状態に問題はないが快適とは言えないレベル。

入浴施設

2km東に2000年開業の公共施設 いい湯らてい、10〜22時・第3水曜休、露天・サウナ・食事処などが完備。通常は850円で
  17時以降は650円、ウェブ会員登録すれば100円引き。このエリアは入浴施設が他にないため競争原理が全く働かず、加熱・
  循環・塩素殺菌で(タオル付きではあるが)、この地域で・この湯質で・この料金設定は非常識だ、二度と行かない。
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平成17年に隣の道の駅「R290とちお」の近くに光栄の立ち寄り温泉が完成した。「いい湯らてい」ほど豪華じゃないが素朴な
  良さがあり旅人にとって過不足なし、こちらの利用を強くお薦めする。詳細は道の駅「R290とちお」で。

犬の意見

記念館の周囲も静かだし周辺の小道を散策しても良い。通る車も少ないため何処を歩いても落ち着いた散歩が出来る。

近隣の見所

地元出身の漢学者・諸橋轍次記念館は9〜16時・月曜と年末年始休、500円。回遊式庭園(無料)もあるが、ここも高すぎる。
2km西の国道沿いに名勝・八木ヶ鼻(参考サイト)が聳えている。周辺にはハヤブサやカモシカも棲息しているらしい。

P泊する時の
総合評価
 ★★★★★★★★★★   EV車充電・可、Wi-Fi接続・可、 新潟県で EV充電できる道の駅」を参考に。


     

        左: 道の駅と諸橋轍次記念館(屋外部分は入場無料)の全体図。実際は道の駅の駐車場の比率がもっと大きい。駅と記念館の間を通る道が続く
「やまなみロード」は国道289号の南側高台を並行して走る広域農道で、2011年夏の五十嵐川氾濫の際には道の駅東側から下田庁舎まで
東西8kmを結ぶ唯一の交通路となった。もちろん車両が対面通行できる快適な舗装道路だ。
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        中: 駅の規模に比べて駐車場は格段に広い。今回のリニューアルで30〜40台ほど減った分は裏手に敷地を広げて実質140台程度を確保した。
ちなみに、記念館の開設は1992年、道の駅開設は1997年4月、「いい湯らてい」の開設は2000年、三条市との合併は2005年5月。
そして2013に記念館と道の駅の両方をリニューアルするという経緯になった。
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        右: 今では旧駅舎となってしまった2004年訪問時の画像。この建物が内外装を見違えるように一新して農家レストラン「庭月庵 悟空」になった。
すぐ前には身障者用の駐車スペースを設け、右側の新設駅舎とは屋根付き回廊で結ばれている。


     

        左: 現在では取り壊された(と思う)旧駅舎の一部、24時間トイレと観光案内機能と休憩室を兼ねた別棟。閉店後はトイレ以外は閉鎖されていた。
狭い建物に身障者用のトイレまで無理矢理に取り込んだため通常のトイレはかなり窮屈だった。
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        中:六畳ほどのスペースに地図や給水器やパンフレットなどが揃っていた。管理は行き届いていたが惨めったらしい雰囲気は否めない。
        右:正面のメイン駅舎に入ると狭いコーナーに農産品などが申し訳程度に並んでいた。現在はこの建物を農家レストランとして改装したらしい。


     

        左&右: リニューアル前の食事処もハード面で問題があった訳ではなく、例えばメニューサンプルがない事や従業員の不在や観光客を呼べる要素の
不足等が原因で人気が低かった。記念館では人を呼べないし、そもそも客が入った形跡のないような食堂で注文する気になるかどうか、が
基本的な問題だった。現在でも下田地区は観光資源に乏しく、国道289号も20km先の鞍掛峠手前で通行止めだから通過客も見込めない。
根本的な振興策が必要な地域なのに、例えば温泉施設の「いい湯らてい」(850円)や諸橋轍次記念館(500円)など、結果的に観光客を
スポイルしてしまうような料金設定の発想が問題だ。集客力への影響を含めた採算性に思いを致すべきだと(個人的に、だが)考える。
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        右: こちらの諸橋轍次記念館は道の駅増築の一年前(2012年4月)にリニューアル・オープン。資料を調べてみたら至近数年の年間入場者は
3500〜3800人、つまり一日平均10人しか入館していないのだから光熱費すら充足できない馬鹿みたいな話だ。思い切った低料金か無料に
設定してイベントなどの企画を練り直し、地域発展の広告宣伝費として割り切る発想は無理なのだろうか。