岩手県 34駅 の中で 32番目 に開業した駅   平泉黄金くがね花咲く理想郷)  

左側に目次の表示がない場合は こちら をクリックして 岩手県の道の駅・フレーム表示 に切り替えて下さい。
掲載した画像などを転用する場合は事前に連絡し、出典を明記してください。リンクは御自由に、どうぞ 。
記載は全て訪問時点の情報です。特に時間や価格など、変更されている可能性に御注意ください。


〜画像をクリック → 拡大表示 〜  岩手県の道の駅へ      道の駅のトップへ   「旅と犬と史跡巡りと」のトップへ

【 世界遺産を利用して金儲けに走る観光地。古都平泉も同類らしい。】

鳥瞰図
敷地の一帯は奥州藤原氏の初代となった 清衡関山中尊寺の建造者)が造り上げた政庁・平泉館の跡で、政権を担った一族の館が並んでいた、と伝わる。発掘調査に基づく政庁跡および三代秀衡の私邸跡と伝わる伽羅御所などの詳細は当サイトの柳之御所と秀衡の居館伽羅御所を参照されたし。
.
発掘調査と併行して遺跡を迂回した平泉バイパスが2008年に全通した。バイパスの左側(遺跡側)は北の高館(義経堂)まで3mほど盛土して史跡を遮蔽する形になった。これは国交省による気の利いた配慮らしい。
.
当然ながら当時はバイパスも盛土も堤防もなかったから、吾妻鏡の文治五年(頼朝が平泉を制圧した1189年)9月27日にある通り、平泉館からは北上川対岸の桜が眺められたと推測される。
.
      平泉を囲む山並の麓30余里には桜樹の並木が続き、峰の残雪は四月から五月まで消えないため
      駒形嶺(現在の束稲山・(地図)と呼ばれている。

.
毛越寺山門まで1.6km、中尊寺の参道(月見坂)入口まで同じく1.6km、歩いても苦にならない距離だ。毛越寺ルートには無量光院跡や観自在王院跡があるし、中尊寺ルートには義経堂の高館が見物できる。
.
まぁ中尊寺の場合は参道入口から金色堂まで緩やかな月見坂を800mも登る必要があるから合計2.5km、帰り道も考えて車での移動を考える方が良い。北隣の奥州市と南隣の一関市を含むと平泉地区の史跡・観光スポットは広範囲で密度も濃い。本格的な探訪を考えているなら、私製の平泉史跡案内地図(ちょっと大きい、巾3032ピクセル)も参考に。
.
駅舎から道路を挟んだ建物が柳之御所資料館、ここから北側に広がる史跡公園が清衡→ 基衡→ 秀衡→ 泰衡と続いた奥州藤原氏の本拠 柳之御所の跡。一族の滅亡を迎えた最後の当主だった 泰衡 は父・秀衡没後の1年9ヶ月間は明白な頭領で支配者だったから厳密には藤原氏四代、全ての史書は平泉の滅亡を招いた泰衡を除外して、「平泉三代の繁栄」と記載している。泰衡の愚鈍が滅亡の一因ではあるが主因は頼朝の覇権志向だから、少し哀れではある。
.
駅舎は防災拠点としての機能も備え、備蓄飲食料や非常用発電機なども備えている。これは地域への貢献だが、都内で大きな問題を引き起こしている レンタル・カート(1時間2000円〜)は非常識だ。カートで旧跡を廻るなんて異様だし、一般の観光客や訪問車両に不愉快な思いをさせている程度は判る筈。
世界遺産登録運動以後の平泉は観光優先の姿勢が顕著で心根が卑しくなった。世界遺産=金儲けのチャンスと考える人たちの声は大きい。
.
平泉町は「どぶろく特区」に認定され、地元産の「ひとめぼれ」で醸造した「どぶろく一音(いっとん)」を販売している。720mlで約2,500円だから一升瓶なら6,200円、バカ高い。「一音」の出典は、奥州藤原氏の初代 清衡 が中尊寺建立の際に納めた「落慶供養願文」の中に次の一節がある。
.
   二階鐘樓一宇 懸廿釣洪鐘一口
   右 一音所覃千界不限 抜苦興樂 普皆平等 官軍夷虜之死事 古来幾多 毛羽鱗介之受屠 過現無量 精魂皆去他方之界 朽骨猶為此土之塵
毎鐘聲之動地 令冤霊導浄刹矣
.
  意訳 二層の鐘楼一棟、これに懸ける洪鐘一つ(を献納)。
この鐘の一音はあまねく世界に響き渡り、全ての生き物の苦悩を除いて安楽を与える。官軍か蝦夷かを問わず、古来から多くの命が失われた。
獣も鳥も魚も多くが屠られ、魂は霊界に去り骨は朽ちて土塵に帰した。鐘の音が響くたびに罪もなく死んだ霊魂を慰め、菩薩の浄土に導こうと願う。

基本データ

西磐井郡平泉町伽羅楽112-2   0191-48-4795  無休  国道4号・県道206号沿い 日本橋から一般道で 442km

リンク先
近くの駅は

厳美渓:10km  みずさわ:16km  かわさき:19km  林林館(宮):43km  むろね:42km  種山ヶ原:44km  路田里(宮):44km

駐車場

公称は大型車22台+普通車102台、資料館のPも利用できるから、実質の収容力は50台ほど増える。

騒 音

バイパスの交通量も特に多くはないし駅周辺からも離れている。P泊に大きな問題はない。

物産館

9〜18時(冬は17時まで)、産直野菜を始め平泉ブランドのどぶろく・ワイン、平泉と一関で肥育したブランド牛の「いわて南牛」など、地域の産品に主力を置いている。平泉産ひとめぼれで醸造したどぶろく・一音や平泉黄金餅、独自の栽培方法の「大文字りんご」、1本の苗から1個の実を育て「黄金メロン」伝統工芸品「南部鉄器など、岩手の特産品に重点を置いている。

食事処

地産地消をテーマにしている。500円の朝定食(御飯・味噌汁はおかわり自由・6時〜8時半・日曜祝日を除く)はお薦め。
  土日祝日限定のバイキング(11〜16時10分・1時間制限・30種のメニュー)が1500円は安い。その他単品メニューも多数。

軽 食

「りんごソフト」と「ずんだソフト」(共に300円)が人気。ジェラート・ワッフル専門の移動販売車もある。
  軽食コーナー「小腹フード」の「(共に300円)」と「牛タ串焼き」(ちょっと高い、共に1300円)も人気を集めている。

休憩施設

広いスペースの情報コーナー兼・休憩所は24時間利用できる。授乳コーナーあり。女性用トイレには給湯設備あり。

トイレ施設

暖房便座とウォシュレット、多機能トイレにはオストメイト機能を備えている。

温浴施設

徒歩なら約1km西(車なら約2km)の文化遺産センター近く(ルート地図)に町営の平泉温泉 悠久の湯、10〜21時・第1と第3の
  火曜休、サウナ・売店・ラウンジあり、500円。毛越寺周辺を散策した帰り道に利用するのが便利だ。

犬の意見

好きなだけ遊ばせるなら土手を越えた北上川の河川敷緑地。散策するなら隣接する史跡公園から毛越寺へ足を伸ばすと良い。
毛越寺庭園はペット禁止だが手前の観自在王院跡史跡公園はOK。ついでに平泉文化遺産センター(無料)にも立ち寄ろう。

近隣の見所

平泉を含む周辺の史跡(古代〜中世)は、当サイトの「鎌倉時代を歩く 弐」の15「奥州の悲劇@」〜17「奥州の悲劇B」まで
  に画像を含めて全て記載してある。平泉旅行の資料に利用してくれれば望外の喜び。

P泊する時の
総合評価
 ★★★★★★★★★★   EV車充電・可、Wi-Fi接続・可、「岩手県で EV充電できる道の駅」を参考に。



     

ペット連れで旅行すると日常と違うシーンに出会えて思い出も増える。我が家のレトリーバどもは既に天国に旅立ってしまったが。