山形県 21駅 の中で 14番目 に開業した駅   たかはた(まほろばステーション)

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【 「広介童話」の作家・浜田広介の出生地。長閑さに満ちた「まほろばの里」、高畠。】

鳥瞰図
近隣には古代の遺跡が点在しており、駅筋向いの広い「縄文公園」は緑に溢れ散歩コースが整備されている。
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公園横の阿久津八幡宮の看板には「創建は貞観二年(860年)の滋覚大師による建立に始まり、前九年戦役の帰路に源義家が鎌倉の鶴岡八幡宮の分霊を勧請した」との趣旨が書かれているが、これは史実に反している。
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まず、前九年の役が終わったのは康平五年(1062年)。鎌倉鶴岡八幡宮(厳密には前身の元八幡)は戦役が終わって京都に凱旋する途中の翌・六年に源頼義(義家の父)が建立した神社だから、年代の順序が違う。
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義家が阿久津八幡宮を修復または勧請したのが事実なら、それは前九年ではなく後三年戦役が終った寛治元年(1087年)以後の話だ。まぁ道の駅には関係ない、ど〜でも良い事だけど。
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道の駅から2kmほど西が町の中心地で、昔はここまで通じていた鉄道の駅舎や古い列車が保存されている。その周辺探訪も併せ 散策ルート を参考に歩くのも面白い。道の駅からは線路の跡を再利用したサイクリングロードが旧駅舎まで通じており、レンタサイクルも備わっているから時間があれば懐かしい昭和の風景を楽しめる。
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その近くに昭和の町並みが残っているとの事で実際に歩いてみたが、こちらは全く期待外れだった。
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地味な雰囲気の道の駅だが妙に落ち着ける。一日かけて周辺を歩いてみたい、そんな雰囲気を持つ道の駅だ。
この駅、なんとなく好きだから少し強引に「快適マーク」を付けちゃった。大きくて産直野菜が豊富なだけが道の駅の機能じゃないからね。
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蛇足...確か2015年まで通行できた二井宿峠の旧道は土砂崩れなどで部分的に通行止めになったらしい。峠を守護していた大滝不動もなくなるとか本尊を遷すとかの話を聞いた。いつかまた、訪ねてみたい(参考に、鳥瞰図を)。

基本データ

東置賜郡高畠町大字安久津2072-1 0238-52-5433  休業:年中無休  国道113号沿  日本橋から一般道で 325km

リンク先
近くの駅は

米沢:15km  いいで:23km  川のみなと長井:23km  田沢:31km  七ヶ宿(宮):31km  白鷹ヤナ:39km  白い森おぐに:52km

駐車場

公称は大型8台+普通車75台、駅の規模の割にはスペースも広く交通量も多くないので収容力には余裕がある。

騒 音

大型車のスペースも分離されており夜間はかなり静か。P泊には駅舎の左側、裏手の緑地寄りが最も快適だ。夜間も利用できる公園のPも利用できる。「田沢」はP泊向きじゃないし、「たかはた」か「いいで」か「米沢」か、それとも「おぐに」で泊まろうか...
この駅ではRVパークも利用できる。私は好きじゃない(束縛されたくない、もちろん迷惑は掛けない)が、利用はお好みで。

物産館

9〜18時、農産品が豊富で価格も比較的安い。季節の果物や農産品も種類が多くてリーズナブル、土産にも向いている。

食事処

レストラン縄文は10〜18時(食事は11時〜15時半注文まで)、明るい雰囲気でメニューも豊富。価格も前より値下げしていた。
  詳細メニューはオリジナルサイトで。冬なら「鍋焼きうどんセット800円」、夏ならば「とりせいろ880円」がお奨めできるのだが、
  なぜかメニューに載ってない。廃番になったか?

軽 食

別棟の縄文茶屋は9〜17時、ソフトやフランクフルトなどの他に米沢牛のコロッケ150円や黒毛和牛串焼き500円などが人気。
ただし営業は土・日・月と祭日のみ。山形南部の駅は全て米沢牛コロッケと串焼きを扱っている。同じ問屋の供給かな?

休憩施設

案内コーナーを兼ねた一角にテーブルが数台と椅子が置いてある。のんびり過ごせる程ではないが、まぁまぁのスペースだ。

トイレ施設

24時間トイレは右手の別棟に自販機コーナーと並んでいる。設備も管理も普通、障害者兼用を含めウォシュレットの設備なし。
駅舎内部の洋式トイレは障害者用も含め全てウォシュレット付きで管理も良い。どうせなら全部改装すれば良いのに。

温浴施設

入浴施設はないが、併設のウォーキングセンターは更衣室やコインシャワーを備えている。散策のルートはオリジナルサイトで。
6km西の濱田広助記念館横に町営の温もりの湯、7〜20時・300円。更に2km先の山形新幹線高畠駅構内に高畠町太陽館
  7〜22時・300円。どちらも内湯のみ、シャンプー類とドライヤーなど完備。(両方を含むルート地図)を参考に。

犬の意見

向い側に阿久津神社の境内に続く広い公園あり。静かな雰囲気で散歩にはピッタリだ。駅の裏にも遊歩道付きの緑地がある。

近隣の見所

南西4km(ルート地図)の文殊山麓に日本三文殊の一つ亀岡文殊大聖寺、大同二年(807)の創建だが人気の高い直江兼続
  や前田慶次、そして伊達政宗所縁の地でもある。高畠の一帯は上杉家の領地となる前は伊達一族が支配していた。

P泊する時の
総合評価
 ★★★★★★★★★★   EV車充電・不可、Wi-Fi接続・可、「山形県で EV充電できる道の駅」を参考に。



     

        左: 新潟市から福島県相馬市まで東北南部を東西に横断する国道113号沿いの山形県東端の道の駅。町役場周辺には古い面影が残っている。
        中: 旧街道の宿駅を思わせる雰囲気の駅舎。国道113号は駅舎から4km東の下宿で旧道を分岐し、更に6km先の二井宿峠で七ヶ宿町に入る。
        右: 駐車場入口の正面が物産館で右にトイレ棟、左に食事処と休憩室が続く。国道13号(羽州街道)に比べると地味で華やかさに欠ける街道だ。


     

        左: 敷地の裏手には少し起伏のある緑地公園、南東の国道399号方向の背後には宮城県から福島県福島市方向に続く山並みが見える。
        中: 目を右に転じて。駅舎の左が休憩室とウォーキング・センターで、現在は左側に「RVパーク」が設置された。木立の陰に軽食を扱う別棟がある。
        右: 軽食コーナー「水車小屋」(片側に水車が付いている)は週末と祭日のみ営業。小さなカウンタ-と、裏手の木陰には数台のガーデンテーブルあり。


     

        左: 左側の休憩兼・情報兼・ウォーキングセンター(冬以外はコインシャワーあり)兼・貸出自転車(継続しているか不明)、右側が食事処の「縄文」。
        中&右: ここでは散策コースの紹介や観光案内などを受け付けている。内部は少し煩雑で落ち着かないが、貴重なスペースなのは間違いない。


     

        上: 物産館はごく普通の産直野菜と土産物を扱っている。縄文土器風の焼き物や木工品・手作りの小物など、多彩だが平凡で魅力は乏しい。


    

        左: 駅舎前から眺めた歴史公園と阿久津八幡宮の三重塔(高さ17m・九輪を含めて20.5m)。寛政九年(1797)に地元住民の寄進で再建された。
        中: 当初の建造は寛永二年(1625)、明治維新まで続いた神仏習合信仰の名残で方三間(1面が3スパン)・屋根は銅板、置賜唯一の層塔らしい。
        右: 石畳の参道正面は室町時代末期の建造と伝わる舞楽殿。四方の柱と控えの間で支える宝形造り・茅葺きだが、かなり劣化している。


    

        左: 舞楽殿では春の例祭の5月3日と秋の例祭9月15日には延年の舞が奉納されるから、日程に合わせて訪問するのも面白い。元々の延年の舞は
平安時代の末期に発生した民間芸能で寺社の宴席などで演じられていたが、この八幡宮では五穀豊穣を祈る神事として奉納される。
阿久津の延年は奥州藤原氏の平泉仏教文化を継承し、最も忠実に古式を残しているとの説もある。
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        中: 更に進むと茅葺きの本殿と拝殿。置賜地方(山形県南部の内陸地帯)を支配した長井氏(鎌倉初期の幕府官僚・大江廣元の子孫)と伊達氏の
時代に最も繁栄したとの記録が残り、境内には全体を管理する神宮寺をはじめ12もの支院が建ち並んでいたと伝わる。
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        右: 本殿を撮影した翌年から本格的な解体修理工事が始まり、現在ではすっかり新しく再生した、と思う。元々の裏山には阿久津古墳群と呼ばれる
十数基の墳墓が点在しており、裏山全体を御神体とする信仰から神仏習合→阿弥陀仏信仰→八幡神信仰に変遷した可能性も考えられている。