栃木県25駅の中で 15番目に開業した駅
湯西川 
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【 隋道を抜けて「平家落人の里」へ。秘境(誇大広告すぎる)の観光地・湯西川温泉の玄関口。 】
平家一門の大部分は元暦二年(1185)に壇ノ浦で滅亡、生き残った侍や縁者の多くは追及を逃れて各地に隠れた。その中の一部が湯西川の上流に土着し、河原に湧出する温泉で傷を癒した。それが湯西川温泉の起源と伝わっているが...信憑性は乏しい、と思う。
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元々の下野国(栃木県)は早くから頼朝に臣従した小山氏や宇都宮氏や足利氏の支配圏にあり、平家に与していた藤姓足利氏(藤原秀郷の子孫)は壇ノ浦合戦の数年前に滅ぼされた。平家の地盤だった四国や九州で血脈を保った一門の庶流はいたと思うが、土地勘もなく追及も厳しかった東国に隠れるのは不自然だろうね。山奥の温泉を売り出すため「平家落人の里」をキャッチフレーズにしたのだろう。
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道の駅は北から流れる男鹿川と西から流れる湯西川の合流点にある。昭和31年(1956)に完成した3km南の五十里(いかり)ダムは全長15kmにも及ぶ広大な五十里湖を造った。湯西川を渡って会津へ向う国道121号の赤夕大橋と野岩鉄道の鉄橋は湖水を渡るとすぐにトンネルに入り、駅舎前を通って湯西川温泉に向う県道249号も500m先でトンネルに入る。つまり、道の駅から会津へ行く場合も、湯西川温泉に行く場合も、日光に行く場合も、もちろん列車でも車でも全てトンネルに入るという珍しいロケーションだ。
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道の駅の管理はビジターセンター管理組合(この詳細は良く判らん!)が担当しており、道の駅と野岩鉄道とは直接の関係がないらしい。
全体に設備が良く整っているのは旅人にとって有難いが、物販コーナーの品揃えやメニューにはもう少し野趣と言うか...この地域のオリジナリティがあればもっと面白い。道の駅の建物も売場も温泉も全てが都会的でスマートなのは「秘境」を売り物にしている湯西川温泉の入口には感じられない。
| 基本データ |
日光市西川478 0288-78-1222 休業:年中無休 国道342号沿 日本橋から一般道で 166km |
| リンク先 |
国交省運営の公式サイト
オリジナルサイト
野岩鉄道のサイト
観光協会の湯西川温泉紹介サイト
日光市役所のサイト
日光観光協会のサイト
地図 標高:609m
| 近くの駅は |
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| 駐車場 |
公称は大型車5台・普通車37台、駅側を含めると50台前後が停められそうだ。紅葉の時期の休日以外はそれ程の混雑はない。 |
| 騒 音 |
21時前後の最終列車の後はP泊する車が残るだけ。たまにトイレ休憩や自販機利用の出入りはあるが特には気にならない。
P泊場所は何処でも問題ないが、トイレや自販機を離れた右奥が比較的静か。周辺には店舗が皆無、買物準備などに要注意。
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| 物 販 |
9〜17時、良く整備された売り場だが、どこのドライブインでも買える土産物が主体で特色には乏しい。土産物なら「たじま」で。 |
| 食事処 |
11時〜15時、広くて落ち着いた雰囲気だが観光センター的で平凡。麺類がメインで価格はやや安め、全体に地域色は乏しい。
メニュー例:麺=ざる500円〜山菜orかき揚げ700円・カレ-700円・牛丼700円・蕎麦+御飯セット1000円・メニュー詳細はこちら。 |
| 軽 食 |
食事処が軽食を兼ねており、9時〜16時に利用できる。他には自販機のみで、屋台やテント販売は設けられていない。 |
| 休憩施設 |
観光案内所は8時半〜17時、鉄道駅への通路や温泉施設の階段下などにベンチが置かれており、特に不自由はない。 |
| トイレ |
24時間トイレは駅舎の駐車場側部分。洋式トイレは障害者用も含め全てウォシュレット付きで快適、トイレに関しては文句なし。 |
| 温浴施設 |
● 駅舎の二階が温泉施設で9時〜21時・無休、内湯と岩盤浴(別料金)あり、510円。源泉は裏山で、加温のみの掛け流し。
かすかに硫黄臭のする、さっぱりした湯だ。大きな窓からの見晴らしも良い。露天もあるが、内湯から続いた建物の中なので
常識的な意味の「露天」ではない。休憩室も見晴らしは良い。店頭には無料の足湯があり、8時半〜17時の間利用できる。
● 約14km西の湯西川温泉に共同湯が2軒(いずれも混浴)。手頃な立ち寄り温泉なし、受け付ける宿はあるが終了が早い。 |
| 犬の意見 |
駅の周辺からダム湖には降りられない。駅の敷地と周辺道路の歩道を歩くだけなので「秘境」のイメージはない。 |
| 近隣の見所 |
● 水陸両用バスでダム見学とダム湖周遊もできる。約80分・3000円、予約制。結構面白いらしい。詳細は(参考サイト)。
● 今では観光地化して秘境と表現する程ではなくなった湯西川温泉郷。駐車に苦労するので最初から観光施設
平家の里を
利用し駐車場をベースにして周辺を散策すると良い。8時半〜17時(12〜3月は9〜16時半)・無休、500円。駐車場あり。
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P泊する時の 総合評価 |
評価は ★★★★★★★ 今では「展望風呂」に改めたが、昔のパンフはビルの二階なのに「露天風呂」と称していた(笑)。
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左: 福島方面から五十里ダム湖に架かる赤夕大橋を渡って南へ、正面に見える湯の郷トンネル手前を右折するとすぐ先の左が道の駅。
中: 道の駅敷地の手前側は路線バスや鉄道駅などを管理する業務用の駐車場。道の駅の駐車場は駅舎のすぐ先に設けられている。
右: 地下に野岩鉄道の湯西川駅が設けられている湯の郷観光センターが道の駅を兼ねている。一階に物産館と観光案内、二階に入浴施設がある。

左: 駅舎の左側に続く回廊は地下の鉄道駅と湯の郷観光センターを結ぶプロムナード。湯西川温泉のPRやイベントの告知ポスターが多い。
中: 道の駅の駐車場入り口側から駅舎を撮影。二階は温泉施設のみ、実質的には一階の手前だけが駅の施設だからそれほど広くはない。
右: 観光センター(道の駅)正面入口の階段部分。右側に自販機コーナーとトイレ施設、左側に物産コーナーと観光案内などを配置している。

左: 正面入り口の右側に新設された無料の足湯は20人前後が利用できる広さがある。9時〜17時まで、目立つ場所にあるため休日は混雑する。
中: 奥の駐車場から駅舎を撮影。手前は身障者専用の駐車スペース、すぐ前のトイレ施設までスロープが設けられている。身障者に優しい施設、ね。
右: トイレ施設前の自販機コーナー、もちろん道の駅の閉館後も利用できる。撮影場所のすぐ右が階段で、その横にも6、7台停めるスペースがある。

上: 深い木々に囲まれた駐車場。50台前後のキャパシティだから決して広くはないが、休日の観光客は会津西街道を通る車の休憩か湯西川温泉を
目指す観光客がメインだから比較的短時間の休憩が多く、それほどの混雑は見られない。ただし最近は(特に暖かな季節は)この駅でP泊を楽しむ
車がかなり増えた。静かで涼しいしトイレはウォシュレット完備、私も合計で3回ほど泊まったが、駐車場にテントを張る非常識な連中が増えてきた
のが少し悲しい。最低限のマナーを心掛けないとテントを含めたP泊の全面禁止を招きかねないからね。

左: 駐車場が湯西川温泉に向かう上野トンネル入り口近くまで拡張され、収容力が20台ほど増えた。トイレまでは少し遠いが、これは歓迎できる。
中: 駅舎の前から五十里湖の上流(湯西川温泉方向)を撮影。約5km上流に湯西川ダムがあるから本来は水量が少なくなる場所なのだが、右手の
下流4kmの川治温泉に近い国道沿いに五十里ダムがあるため南北7kmの範囲は流れの緩いダム湖になっている。
右:すぐ前に野岩鉄道の鉄橋と、福島県に向かう会津西街道の五十里岬トンネル入口が見える。この先は名うての豪雪地帯が続く。

左&中: ずっと昔、2008年頃の「秘湯 湯西川」のPRポスター。色っぽいねぇちゃん大好きなので撮影しておいたけど、今でも使っているのかな。
まぁ本気で「秘湯」の雰囲気を味わいたければ奥鬼怒温泉か、せめて川俣温泉まで行こう。観光バスで乗り付ける秘湯なんてあり得ない。
観光イベントやテーマパークっぽい施設が造られたら、とても秘境とは言えないね。
右: 観光センターから野岩鉄道の地下駅に向かう長いプロムナード。この地下駅ホームも篝火風の壁付け照明が赤く輝いていたり、平安衣装の壁画が
あったりで、結構雰囲気がある。詳細は
野岩鉄道の公式サイ で。ちなみに、野岩鉄道は「やがんてつどう」と読む。「やがんてつどう」で検索しても
ダメ、「のいわてつどう」ならすぐ表示されるのは正しくない現象だ。

上: 観光センターを兼ねた道の駅の中枢部。係員が常駐している案内センターや、休憩施設もに点在している。この道の駅(湯西川観光センター)は
湯西川温泉の大きな期待を受けて2006年に開設され、観光客の増加に大きく寄与している。確か2000年の少し前に車で来た筈なのだが、
その頃の鉄道駅がどんな姿だったか全く記憶にない。

上: 物産コーナーの風景。扱っている品物の9割以上は問屋経由の既製品でオリジナル商品は皆無に近く、はっきり言って全く面白くない。土産物を
買うのなら一つ先の「道の駅たじま」か、那須方面の方が地域性の豊かな品が多く、雰囲気の良さも味わえる。

上: 清潔な雰囲気の食事処。観光センターっぽいのは間違いないが、「秘湯 湯西川温泉」の入り口を表現するムードはゼロ、平凡すぎる。
中: 2014年春のメニュー。確認した限りでは、その後の値上げなど変更はないらしいが地域性は味わえない。どこにでもある観光地の食堂だね。
右: 二階の温泉施設前から観光案内所を撮影。温泉施設は良く整っており、浴槽から外が眺められないのは残念だが温泉の雰囲気は味わえる。
源泉温度は44.6℃だから立派だが湧出量の表示がなかったので「掛け流し」の表現が妥当か否かは判らない。