福島県にある33駅 の中で 10番目 に開業した駅   会津柳津やないづ   

左側に目次の表示がない場合は こちら をクリックして 福島県の道の駅・フレーム表示 に切り替えて下さい。
掲載した画像などを転用する場合は事前に連絡し、出典を明記してください。リンクは御自由に、どうぞ 。
記載は全て訪問時点の情報です。特に時間や価格など、変更されている可能性に御注意ください。


〜画像をクリック → 拡大表示 〜  福島県の道の駅へ       道の駅のトップへ   「旅と犬と史跡巡りと」のトップへ

【 只見川沿い、駅の施設も良く整っている。豊富な湯量の温泉を楽しめる圓蔵寺の門前町・柳津。】

鳥瞰図
磐越道の会津坂下ICから国道252号を南へ5km、大きく蛇行する只見川に架かる赤い橋を二つ渡ると右側にまず見えてくるのが「憩の館・ほっとinやないづ」で、ここには広い足湯(9〜18時・無料)と、古代人の遺跡を再現した縄文館(100円)と物販コーナー(産直野菜と土産物と食事処)がある。
.
そして...同じく国道右側のすぐ先にある「観光物産館・清柳苑」には広い売店と展示を兼ねた観光案内コーナー・食事処・24時間利用できる別棟の休憩室とトイレ・斎藤清美術館、そして広い駐車場を備えている。二つの施設が隣接した敷地に建っているため道の駅は一体どっちだ、と迷ってしまう。
.
敷地には多少の高低差があるため50mほどの橋と階段で結ばれているが機能的には重複が多い。前に一度店員さんに「二棟に分かれている理由」を質問したけれど、答の中身は忘れてしまった。
.
まぁ何か事情があるのだろうし、二ヶ所併せて道の駅だと受け取れば済む事だし。ここでのレポートは基本的に「清柳館」について触れる。「憩の館・ほっとinやないづ」については、次回訪問の際にチェックしたいと思う。



基本データ

河沼郡柳津町大字柳津字下平乙181 0241-42-2324 休業:4〜11月は無休・12〜3月の月曜と1/1〜1/3休 国道252号沿
日本橋から一般道で 269km

リンク先
近くの駅は
駐車場

大型9台+普通車55台、大型車の区分は曖昧だがトラックも少なくスペースも広いため特に混雑や混在の問題なし。

騒音・他

国道の交通量も少なく駐車場からも少し離れるため夜間はとても静か。P泊には駅舎に登る石段の右側あたりがベスト。

物産館

清柳苑は9〜18時(11〜3月は17時)、農山村の産物がメインで桐下駄や家具などの展示の見物も面白い。二階にも展望室を
  兼ねた展示スペースがある。ひょっとしたら買物には「憩の館・ほっとinやないづ」の方が野菜もあるし面白い、かも。
  P泊する場合は駅の裏手に「スーパーかねか柳津店」、ほとんど無休で、土日付いじつとも20時まで営業している。

食事処

蕎麦の提供は11〜16時、雰囲気は悪くないし地粉100%の蕎麦も悪くない。但し、茹で方とタレが私には物足りない。
メニュー例:ざる、かけそば680円・きのこそば890円・天ぷらそば890円・合鴨そば1000円・他 いづれも薦めるほどではない。

軽 食

食事処が軽食を兼ねる(利用できるのは駅の営業時間と同じ)。栗や粟をトッピングしたソフトクリームが人気らしい。

休憩施設

トイレと共に敷地の左隅の別棟で、24時間利用できる。案内機能は不足気味だが機能面は問題なく、快適だ。
駅舎の情報コーナーにも設備の整った休憩施設がある。営業時間中はこちらの方が落ち着けるし見るものも多い。

トイレ施設

屋内にもある。別棟の24時間トイレは施設も機能的で管理も行き届いている。障害者用も含めウォシュレット設備なし。

入浴施設

国道の向い側の高台にある つきみが丘町民センターは道の駅から徒歩5分で、やや混む。9〜21時・露天なし・300円。
12km南(ルート地図)西山温泉せいざん荘 は市街地から遠く、混雑しない。10〜20時・300円・露天付き。画像は末尾に。

犬の意見

敷地横に広い芝生があり、ノーリードで遊ばせるのも可能。只見川の土手に伸びる小道を圓蔵寺まで散歩するのも面白い。

近隣の見所

駅舎の隣に柳津出身の版画家の作品を展示した斎藤清美美術館、月曜休館・510円。温泉街はずれにはアトリエもある。
.
大同年間(810年前後)に弘法大師が開いた「会津赤べこ」発祥の地福満虚空蔵尊 圓蔵寺(紹介サイト)まで駅から約1km、
  只見川沿いに歩いても行かれる。厳しい風雪に耐えた本堂の佇まいが荘厳だ。車の場合は柳津駅前の裏道から境内裏の
  無料駐車場を利用できる。寺域のスナップは末尾に掲載した。
.
せいざん荘温泉の2kmほど先に地熱発電所PR館、9時半〜16時・月曜と12末〜3月末休館・無料。子供連れの家族向き。
  近くの河原から熱湯が湧き出していた通称「神の湯」は護岸工事などの影響で湯量も温度もほぼ壊滅したらしい。

P泊する時の
総合評価
 ★★★★★★★★★★   EV車充電・可、Wi-Fi接続・可、 福島県で EV充電できる道の駅」を参考に。


     

        左: 隣接する「憩の館・ほっとinやないづ」側の芝生から駅舎「清柳苑」を。広い駐車場に面して左にトイレ棟、右に齋藤清美術館が並ぶ。
        中: 地元出身の現代版画家を紹介する齋藤清美術館。特に知名度の高い作家ではないし、入館料510円は高すぎるような気がする。
        右: 駅舎の左側、国道に面した24時間トイレ。ウォシュレット設備はないがスロープも設置してあり、管理は行き届いている。


     

        左&右: 駐車場奥から国道側の駅舎を撮影。右側の銀閣寺みたいな二階建てでは桐箪笥などを展示している。その右が齋藤清美術館。
        右: 展示棟の二階から敷地を撮影。右側が国道、左側に「憩の館・ほっとinやないづ」(民間のドライブインか?)が見える。


     

        上: 芝生越しに「憩の館・ほっとinやないづ」を。縄文時代の出土品・無料足湯・食事処・土産物・産直野菜売場など観光施設が揃っている。
道の駅と「ほっとinやないづ」は直接行き来できるスロープもあるが基本的に別組織で国道からの入口も別。食事施設や物産コーナーは重複して
いるからムダが多いとも言える。まぁ民間業者の小判鮫商法だと考えればどうでも良いけれど。


     

        上: 駐車場の奥は只見川の堤防に接している。右手奥に見えるゲレンデは町営の 柳津温泉スキー場、只見川は右手に架る赤い橋の先で左に
迂回してから再び右に曲がり、約15km北で阿賀野川に合流する。橋の右手、丘の上には温泉&宿泊施設のある「つきみが丘町民センター」、
その奥には赤べこ伝説の残る福満虚空蔵尊圓蔵寺(観光協会管理サイト)がある。


     

        上: 只見川土手の遊歩道を進むと国道橋の先に圓蔵寺本堂が見える。すぐ前にある東屋の下は「ウグイ」の群棲・越冬地で禁漁区になっている。
1200年前に弘法大師が虚空蔵菩薩像を刻んだ際に落ちた木屑が「ウグイ」に姿を変え、4月中旬から餌を求めて群舞する群れが見られる。
圓蔵寺までは道の駅から徒歩10分ほどの徒歩ルートのみだが、会津柳津駅近くから境内裏手の無料駐車場に入れる。正確な創建年代は不明、
一説に空海作の虚空像菩薩を祀るため徳一上人が建てた虚空蔵堂を起源とする。徳一上人は平安時代初期の法相宗の高僧。道の駅「ばんだい」の
近くに徳一の建てた恵日寺がある。


     

        左: 圓蔵寺虚空蔵堂の高台からの眺望。只見川に沿って500mほど先で道の駅の駐車場裏手に至る。左方向が柳津温泉街の中心部。
        中: 只見川の上流(南西)方向、背景に見えるのは西会津の飯谷山(783m)だろうか。間もなく根雪が積もる季節がやってくる。 .
        右: 高台のつきみが丘の町民センターから。只見川を渡る国道252号の赤い橋は二本あって、これは道の駅側。一度対岸(左岸)に渡ってから
再び右岸に戻り、JR只見線に沿って会津坂下(ばんげ)方面へ、約6kmで国道40号(越後街道)に合流する。背景の山は柳津温泉スキー場。


     

        左: 休憩室は24時間トイレと同居なので自由に出入りできるが、パンフレットとスタンプと電話機があるだけで利用価値は低い。
        中: この画像には明確な記憶がないのだが...多分軽食のコーナーか、隣接する「憩の館・ほっとinやないづ」のスナップが混在した、のかも。
        右: 土産物売り場に接した国道寄りの食事処は広いスペースを確保している。メニューは多いが、やはりお薦めは地粉100%の手打ちそば。


     

        左: 最後に立ち寄ったのは2010年初冬、注文した新蕎麦は茹で過ぎでタレも私には薄味だった。蕎麦は素材だけじゃないからむずかしい。
        中&右: 物産コーナーはごく平凡な品揃え。パートさんの説明では春の山菜と秋のキノコがお薦めらしい。次回の訪問を楽しみに。


     

        左: 柳津は「赤ベコ発祥の地」を称している。天気の良い日には大きな「もうくん」も展示棟から駅頭に移動して愛嬌を振りまくらしい。
        中&右: 展示棟の二階には囲炉裏を囲んでベンチを置き、壁際には柳津町の地域別に特産物を展示している。三島の桐箪笥は目立つねぇ。


     

        左: 道の駅から約13km南の滝谷川上流にある西山温泉・せいざん荘、営業は10時〜20時・月曜休。いつ寄っても採算が心配になるほど
空いているし、露天風呂や広い休憩室や食堂までアスレチックまで揃っていて300円は立派。最近は歩行浴の施設も出来たらしい。
ちなみに、道の駅から徒歩で行ける「つきみが丘町民センター」は内風呂だけ、9時〜21時・300円、宿泊施設を併設している。
.
        中&右: 露天風呂の風景。山間部なので展望はないが湯量が豊富なためか、一般的な露天風呂よりも湯船が深めのような気がする。
周辺には数軒の温泉旅館があり、終了時間は早めだが概ね500円ほどで立ち寄り入浴ができるからチェックして訪問するのも面白い。
いずれも源泉温度は80℃以上、すぐ近くで東北電力の地熱発電所(公式サイト)が稼働しているほど豊かな地下資源エリアなのだ。


     

        上: そんな経緯で、美女の入浴姿じゃない露天風呂の画像を三枚。初冬の風が吹き抜ける中で少し熱めの湯に浸かるのは天国です。
間もなく雪見風呂のシーズンになりますので、その節はスタッドレス・タイヤなどの準備をお忘れなく。


     

        上: 福島県でも有数の古い歴史を持つ福満虚空蔵尊・圓蔵寺は約1200年前、弘法大師時代の創建と伝わる。無限の智恵と慈悲心を持つ
虚空蔵菩薩を本尊とし、会津では親しみを込めて「柳津の虚空蔵さま」と呼ぶ。奥之院に建つ弁天堂は室町時代の作とされ、現在は重要文化財
だが戦前には国宝の指定を受けていた、らしい。


     

        左: 現在の本堂は文政十二年(1829年・シーボルト来日の頃)の建造だから特に古くはないが、堂宇は雪に晒され続けたような雰囲気を持つ。
真言宗→臨済宗→真言宗→臨済宗と変遷を辿っているのも面白い。
.
        中: 車で訪問する場合は裏手に広い駐車場がある。国道側や温泉街から参詣する場合は立派な山門を通って急傾斜の石段を登る必要がある。 .
        右: 大同二年(807年・平安遷都の直後)に徳一上人が圓蔵寺に虚空蔵堂を建てる際に只見川上流の信者たちが多くの木材を寄し、筏に組んで
柳津に運んだ。これを寺域に引き上げる時に牛の群れが現れ運搬を手伝ったと伝わる。多くの牛が疲労で倒れる中で最後まで頑張ったのが
赤毛の牛だった。この時から「赤べこ」が作られるようになったという。


     

        左: 圓蔵寺から柳津の温泉街を撮影。向い側の高台が「つきみが丘町民センター」、全体に歓楽色の薄い静かな温泉地で、立ち寄り湯のある
西山温泉もやや湯治場の雰囲気が強い。
.
        中: 赤い橋が国道252号で手前が対岸に渡る県道53号の吊り橋、そのすぐ向こう側に「ウグイ」生息地の上に建つ東屋が見える。
        右: 対岸に渡った国道252号は再び只見川を渡って手前の右岸に戻ってくる。圓蔵寺の崖下が狭いため変則的なルートを設定したのだろう。