福島県 33駅 の中で 30番目 に開業した駅   国見くにみ あつかしの郷  

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【 芭蕉も歩いた奥の細道の一部、阿津賀志山古戦場を歩いてみよう。 】

鳥瞰図
文治五年(1189年)8月、奥州街道を北上した 源頼朝 の率いる大軍が奥州藤原氏と初めて戦火を交えたのが国見町北部の厚樫(阿津賀志)山の東麓。旧暦8月8日(西暦9月19日)早朝に始まった死闘で藤原勢は惨敗、当主泰衡は同月20日に平泉に放火して北に逃げ、10日後には部下に殺害され、首を落とされた。
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この 阿津賀志山合戦(サイト内リンク・別窓)を端緒にして、嘉保年間(1094〜1095年)に初代清衡から営々と築いた平泉の栄華は、建国100年を待たずに灰燼に帰す悲劇を迎えてしまう。
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そして平成23年(2011年)6月、「平泉の文化遺産」は世界遺産に登録された。念のため明記して置きたい事の一つ目が「藤原氏三代」の表記。奥州藤原氏は正式に 清衡 基衡- 秀衡- 泰衡と続いた「四代」であり、正式に四代目を相続した泰衡を除外して「三代」とする根拠は存在しない。滅亡の当事者となったのは泰衡だが、滅亡に至った原因は頼朝の覇権主義であり、泰衡が愚鈍ではなく優秀だったとしても滅亡は避けられなかった。
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二つ目として、初代清原が覇権を争う中で妻や肉親を殺されたのは事実だが、清衡も報復として同様の殺戮を行なっている。更に二代基衡も家督を継ぐため異母兄一族を皆殺しにしたし、三代秀衡の時代は比較的平穏だったが、四代泰衡は意見の相違から同母弟の忠衡を殺しており、世界遺産登録の根拠となった「平泉は平和を祈念する宗教都市だった」など、世界遺産登録を実現するために「商業主義が産み出した空想の産物」に過ぎない。
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奥州藤原氏の歴史は、清衡が納めた 中尊寺願文にある「平和への祈り云々」だけではなく、欲望と肉親の血による惨劇の繰り返しだったのも、事実。
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阿津賀志山麓から阿武隈川近くまで、鎌倉勢の侵攻を防ぐために泰衡が築いた防御ラインが長さ10Kmを越える阿津賀志山防塁。その大部分は既に時の流れに呑み込まれたが、今も数ヶ所で痕跡を確認できる。平泉の遺跡と共に「兵(つわもの)どもの夢の跡」を、是非とも歩いてみよう。

基本データ

伊達郡国見町大字藤田字日渡二18  電話:024-585-2132  休業:無休(不定)  国道4号沿  日本橋から一般道で 282km

リンク先
近くの駅は

伊達の郷:16km  七ヶ宿(宮):21km  川俣:30km  安達:30km  いいたて村:34km  つちゆ:38km  ふくしま東和:40km

駐車場

公称は大型車38台+普通車138台、物流の動脈4号国道沿いのため大型車のスペースを多めに確保している。観光シーズンには少し不足するかな?と感じる部分もあるが、敷地裏手には増設できるスペースを確保している。オープン当初は側道奥の変電所手前に臨時Pを設置していた。

騒音・他

大型車は敷地の右手、乗用車は駅舎の前にエリア設定している。フラットで区分帯がなく、落ち着いてP泊できる環境ではない。
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特筆事項として駅舎2階部分に東北の道の駅では初めての 1日4組限定 宿泊施設がある、らしい。ツインルームで二人宿泊・
  朝食付き一人6800円、当然バス付きだろうけど普通のB&Bに比べて安くないし、旅行者には特にメリットはなさそうだ。
  長旅が多い私としては、東北の公営施設(町営・村営)で一泊二食税込6000円以下は当然だと思っているから。

物産館

9〜17時半、駅舎右隅のイオン系コンビニ「ミニストップ」は24h営業

食事処

昼食のメインは 桃花亭の「惣菜ビュッフェ」、60分食べ放題で11〜15時のランチタイムに対応している(7〜10時のモーニング
  あり)。個人的な趣好だが、「食べられるだけだけ食べよう」なんて、ゴールデン・レトリーバみたい(笑)で好きじゃない。
  歳を重ねると喧騒を避けて落ち着いた食事の方が大切に思えてくる。その他、豊富な一品メニューから選んでも良い。
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軽食の範疇かも知れない 国見バーガーでは御飯類や丼物まで提供しているので記載した。飲物やアイス類も扱っている。

軽食

スウィーツメインの ももたんカフェ、ここも和定食・洋定食を扱っているから食事処に含めても良いが、一応軽食に載せておく。
  その他、繁盛駅の常で休日にはコンテナ販売や複数の屋台が出店するから不足は感じない。

休憩施設

駅舎中央の「吹き抜け広場を挟んで左側の「歴史産業情報コーナー」と右側の「道路情報コーナー」が利用できる。その他、家族連れには「こども木育広場」も嬉しい設備だ。

トイレ施設

スペースも広く、暖房便座やウォシュレットは標準装備、ベビーベッドは勿論、多機能トイレにはオストメイトも備えている。

入浴施設

約5km南西(ルート地図)のJR桑折駅近くに町営の宿泊施設 うぶかの郷、立ち寄り入浴は10〜21時(10〜3月は20時まで・
  受付は各・1時間前)・第2と第4火曜休、ロビー・食堂・Pあり、350円。
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「川俣」で紹介した名湯・飯坂温泉まで13km(ルート地図)、8ヶ所の 共同湯もお薦め。いずれも6〜22時・内湯のみ・200円、
  
パルセいいさかの駐車場が使える鯖湖湯(徒歩5分)が最も手軽で快適。佐藤兄弟所縁の医王寺や奥州合戦の史蹟の一つ
  福島飯坂の大鳥城 なども近い(医王寺と飯坂の大鳥城はどちらもサイト内リンク・別窓)。

犬の意見

駅舎の裏に農地がひろがっており、散歩ルートには不自由しない。阿津賀志山の防塁跡を見学するなら4km東(ルート地図)
下二重堀防塁跡(画像)なら散策を兼ねた現地見学ができる(路駐可能)。

近隣の見所

2011年春の三陸地震で被害を受けるまでは藤田駅近くの観月台文化センターに「阿津賀志山の防塁」の資料展示コーナーを
  見学できたが現在は閉鎖されたまま、中身の濃い施設だったのに残念。資料館に準じた施設がないため現時点では自力で
  現地を歩く以外に方法がない。中世史に興味があれば、当サイトの奥州藤原氏が防戦を試みた阿津賀志山の防塁(別窓)に
  地図と資料を掲載してある。参照されたし。

P泊する時の
総合評価
 ★★★★★★★★★★   EV車充電・可、Wi-Fi接続・可、 福島県で EV充電できる道の駅」を参考に。