栃木県25駅の中で 13番目に開業した駅    みかも 

左側に目次の表示がない場合は こちら をクリックして 「栃木県のフレーム表示」 に切り替えて下さい。
掲載した画像などを転用する場合は事前に連絡し、出典を明記してください。リンクは御自由に、どうぞ 。
記載は全て訪問時点の情報です。特に時間や価格など、変更されている可能性に御注意ください。


〜画像をクリック → 拡大表示 〜  栃木県の道の駅へ      道の駅のトップへ   「旅と犬と史跡巡りと」のトップへ

【 大型車駐車場や休憩施設が良く整っている。駐車場の混雑は難点だが、自然豊かな環境は秀逸! 】

鳥瞰図
藤岡町は2010年に栃木市に編入合併された(大平町・藤岡町・都賀町・旧栃木市→栃木市)。背後の三毳(みかも)山は標高229mのなだらかな単独峰。道の駅駐車場から山頂の奥宮まで約2kmの傾斜のきつい遊歩道が延びている(地図・サイト内リンク)。時間に余裕があれば東麓の「とちぎ花センター」(下記、「近隣の見所」参照)経由で登るのも楽しい。万葉集に詠み人知らずの相聞歌(恋の歌)が載っているように、三毳山周辺は東国下野の豊かな自然と古代のロマンに彩られた地域でもある。
.
下毛野 三毳の山の 小楢のす ま麗し児ろは 誰が笥か持たむ
.
  意訳...下野の三毳山に生えている小楢のように愛らしい娘は 誰の笥を持つのだろうか
笥は食物の椀。転じて「誰が笥か持たむ」は「誰の妻になるのだろうか」を意味する。
同じ万葉集には 家にあれば笥に盛る飯を 草枕旅にしあれば 椎の葉に盛る の歌も。
.
駅の所在地は藤岡町だが佐野市の東端と考えた方が判りやすい。駅横の信号から交通量の多い4車線の国道50号バイパスに入れば佐野藤岡ICまで500mの至近距離。ここで東北道に入れば約20km北の栃木都賀JC経由を経由し、北関東道を通って友部JCで常磐道に接続できる。更に東水戸道路に入ればひたちなか市まで乗り換えなしで走行できる。北関東道は2013年に東北道と関越道を結んでいるため、佐野周辺は高速道路網のハブとして利用価値の高い地域になりそうだ(北関東高速道路地図・サイト内リンク)。
.
道の駅からはイオンのショッピングタウン佐野アウトレットモールまでも約2kmと近いため休日の午前中は農産物目当ての買物客などで混雑する。レストランのウッドテラスで食事もできるし犬の散歩ルートも様々に確保できるため、快適な駅として利用価値は高い。また小山から太田にかけての50号バイパス沿線は栃木県と群馬県を通してガソリン類の価格が安い事でも知られている。佐野藤岡IC周辺の価格チェックを忘れないようにしたい。

基本データ

栃木市藤岡町大田和678  0282-62-0990  休業:火曜日  国道50号バイパス沿  日本橋から一般道で 79km

リンク先
近くの駅は
駐車場

公称は大型車39台・普通車83台、大型車とは完全に分離した駐車場は使いやすいが、休日の混雑は結構激しい。

騒 音

前面国道は駅舎で遮られているが大型車の通過が多く、駐車場への出入りも多いため騒音あり。P泊向きの場所は少ない。

物 販

土産物コーナーは9時〜21時、野菜の直売と直営の手作り惣菜店は9時〜17時。農産品は豊富で価格も安めだ。

食事処

公式には10時〜21時だが閉店が早まるケースも。メニューは多彩だがやや高め。屋外のテラス席も利用可、セット物も多い。

軽 食

食事処も兼用でき、惣菜コーナーも人気がある。平日にも店頭に数軒の売店が開いているため選択肢は広い。

休憩施設

情報コーナーを兼ねているがベンチが置いてあるだけで休憩の機能には乏しい。せめてテーブル程度は置くのが望ましい。
追記: 09年秋、食堂の右側に大きな休憩棟が完成した。9〜17時なのはやや不満だが、畳コーナーもありテーブルも充分ある。
     暖かな季節には隣接のイベント広場の東屋やベンチ・食堂のテラスなど、屋外の休憩施設は豊富に配置されている。

トイレ施設

情報コーナーに隣接しており、客数は多いが手入れは行き届いている。障害者兼用を含めウォシュレットの設備なし。

温浴施設

駅の敷地とその周囲には入浴できる施設は見当たらない。
10km北西の「どまんなかたぬま」近くにスーパー銭湯やすらぎの湯、10〜24時・不定休、500円。規定の食事・タオル・部屋着
  が付いた「やすらぎセット」は900円(休日はそれぞれ100円増し)、夕方以降はかなり混むのが難点だ。
  ※やすらぎメニュー: ラーメンからソースカツ丼・日替りランチまでいろいろ。食事の予定があればお買い得かも。

犬の意見

敷地内での散歩は無理だがすぐ裏手の三毳不動尊や静かな自然に包まれた三毳神社の敷地を利用できる。

近隣の見所

2km弱北には広大な広葉樹林と花畑に包まれた みかも山公園、施設も充実している。年中無休・8時半〜18時(10〜2月は
  17時まで)、P完備・入場無料。

P泊する時の
総合評価
 評価は ★★★★★   営業車も含めて、P泊する車は結構多い。特に週末には良い場所の確保にも苦労するほど。


     

        左:50号バイパスの反対側から道の駅を。背後は穏やかな姿を見せる標高229mの三毳(みかも)山、左の山裾が東北道佐野藤岡IC。
        中:駅舎前の普通車用駐車場。大型車を左に分離しているため(平然と越境する愚か者もいるが)広くて使いやすい。満車状態の場合は
信号から直進して三毳神社の駐車場も利用できる。駅舎屋根の緩やかな傾斜は多分、三毳山のイメージを表現しているのだろう。
 
        右:新しく完成した休憩室の前から大型車の駐車場方向を。駅舎前のアプローチも広々としているが自販機と軽食の小屋が少し邪魔か。


     

        左:休憩室の裏手、三毳不動尊前の広場はイベント用に使う予定なのだろうか。すぐ横から調整池の周囲を巡る遊歩道が延びている。
 
        中:開業当初はやや高い価格設定だったが最近は一般的なレベルに値下げしたようだ。味はそれなりで「質より量だ」とも言える(笑)。
メニュー画像はこちら(サイト内リンク)、先に食券を買ってカウンターに渡すセルフ方式だ。店内の雰囲気は悪くない。
佐野生まれの妻に言わせると「ラーメンは麺も汁も間違いなく佐野風だけど開店当初よりも薄味になった。「どまんなかたぬま」のラーメンは麺だけが佐野風で汁は普通のラーメン屋だから全然美味しくない」そうだ。ご参考に。
 
        右:レストラン外のウッドテラスにあるテーブルでも飲食できる。二匹の犬に食事の切れ端を与えながら過ごしたのも懐かしい思い出だ。
カウンターから運ぶのは勿論セルフサービス。確認はしていないけれど、多分飲食の持ち込みは自由だと思う。


     

        左:バイパスから見て敷地右側にある大型車の駐車場。約40台を収容できるが、それでも満車になるケースがある。より大規模な駅なのに
29台しか停められない「思川」の初期計画は間違いなく杜撰だったと思う。同じ平成18年4月の開駅なのだけどね。
 
        中:休憩室の右手に続くレンガブロック敷きの遊歩道。右側にベンチが置いてあり暖かな時期にはここでのんびりと過ごすのも悪くない。
        右:駅舎から離れてバイパスの反対側、イベント広場に沿って三毳不動尊の前を通る裏道を歩く。広場の黒い仕切りはゲートボール場か。


     

        左:三毳不動尊は平成十年建立の真言宗祈願寺。道路に沿って右に向うと深い森に包まれた三毳神社に至る。養老五年(721)に蝦夷の
平定向った多治比真人が戦勝を祈って山頂に日本武尊を祀り祠を建てたのが起源と伝わる。多治比真人は武蔵七党の一つ・丹党の祖とも言われ、三古碑の一つ多胡碑(サイト内リンク)にも記載が見える人物。思わぬ場所で思わぬ人に出会ったようだ。
 
        中:イベント広場と休憩室の間から遊歩道が続き、調整池を一周して駅舎に戻る小道が整備されている。犬連れならノーリードでも問題ない。
 
        右:調整池の対岸から駅舎を。左側の休憩室と食事処のテラス部分が正面に見える。池の右側は50号バイパスの歩道に接している。
後で聞いたのだが調整池は渡良瀬遊水池(ハート形)を模しているそうだ。


     

        左:食事処の横に新設された大きな休憩棟は名付けて「みかも亭」、インフォメーション機能だけを従来の休憩室(トイレの隣)に残している。
 
        中&右:四人掛けテーブルが10卓ほどあるから休憩はもちろん弁当などを持ち込んでの飲食も可能。利用者は決して多くないし奥には畳敷きの
コーナーまで設けてある。これは明らかに「思川」との差別化を狙った企画だね、道の駅みかも、偉い!


     

        上:産直野菜コーナーの名称は「万葉の里」(9〜17時・年末年始以外は無休)、商品は豊富で価格もまぁまぁレベル。特産品はサツマイモ・
玉ネギ・キュウリ・ナス・葉ショウガなど、藤岡産のコシヒカリも並んでいる。秋には東に隣接する大平町特産の葡萄、冬から春には佐野市や北東に隣接する岩舟町から自慢の「とちおとめ」などが豊富に売場を彩る。果物が採れる時期は売場を巡るのも楽しいね。


     

        上:土産品を扱うのは物産館「こならの里」(9〜21時)で、漬物や惣菜など地元の農産品を加工して売っているのは「かあさんの台所」で
営業は9〜18時。普通の土産物は魅力がないが加工食品売場には佐野ラーメンや漬物が並んでいて、少し高いけど買って行こうかな、なんて思う。食品スーパーと同様に夕方には手作り弁当などを半額処分するので時間調整して訪問するのも面白い。このコーナーはお薦めできる。


     

        左:トイレの横、元の休憩室兼用が情報コーナーとなって独立した。利用は9〜19時、大型ディスプレイで交通・観光情報を発信する。
 
        中:駐車場に面したスナックコーナーは「かあさんの台所」の一部。定番のソフトクリームはもちろん、名物の「いもフライ」も扱っている。
四つ切りにしたジャガイモをパン粉で揚げ、4ヶほどを串に刺してソースを掛けたもの。要するにポテトフライの串揚げで、妻の思い出は「いもフライ」と「耳うどん」らしい。東京育ちの私は残念ながら、郷土の食べ物と言える思い出は全く持っていない。
 
        右:軽食コーナー前の通路にはベンチもあり、季節に応じて食べ物の屋台なども出て賑わいを見せる。先を急がずのんびりと楽しみたい駅だ。


     

        左:広場の隅、不動尊の前に完成した「こならの像」。冒頭に書いた万葉集の「三毳山に生えている小楢のように愛らしい娘」がモデルだ。
う〜ん、私のイメージとは違うなあ...もう少し細身でしなやかな姿に仕上げてくれなきゃ(笑)。
 
        中:広場から三毳山と、確か2007年頃双剣の三毳不動尊(真言宗)を。すぐ右側には自動追尾型の巨大な太陽光発電ファームができた。
小判鮫商法でもないだろうけど、繁盛した施設のそばには色々と新しいのが現れる。
 
        右:右手へ徒歩数分の三毳神社(下社)。貧相な無人の社で、山頂の本宮までは徒歩30分ほど。登ろうと思いつつ、いつも見送っている。